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【レスリング】高谷大地 無念の銀メダルも勝者とハグ…インタビューでは号泣「こんな経験ができて幸せ」

東スポWEB / 2024年8月11日 4時14分

金メダルにあと一歩、届かなかった高谷大地(右=ロイター)

パリ五輪レスリング男子フリー74キロ級決勝(10日=日本時間11日)で、高谷大地(29=自衛隊)はジャマロフ(ウズベキスタン)にフォール負けを喫し、銀メダルとなった。

第1ピリオド、相手にバックを奪われると、グラウンドの攻防で劣勢に。そのままフォールを奪われた。日本側はチャレンジを要求したが認められず、銀メダルとなった。

それでも高谷は悔しさをこらえ、ジャマロフを持ち上げるなどして勝利をたたえた。さらにそのまま観客席へと突っ走り、観客とハイタッチの嵐。さらには自撮りにも応じ、テレビ中継のアナウンサーが「(一緒に写真に映る)こちらはどなたなんでしょうか」と驚くほど、気さくなファンサービスを見せた。

高谷はインタビューで号泣。「決勝でフォール負けするのも僕らしいかなと思った。人生でこんな経験ができて幸せでした。これで小さい子から大人まで少しでもレスリングをやりたいと思ってくれたら、これ以上ないです」などと語った。

この振る舞いにネット上では「涙が出た! 負けて悔しいはずなのに、相手を讃えて、誰なのか分からない観客とも喜んで、でも、インタビューでは悔しさで涙をこぼして、そんな姿が素晴らしすぎて、最高の瞬間を観させてもらえました」「人間性はブッチギリで金メダル」などと称賛の声が上がった。

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