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【ソフトバンク】王球団会長「良い選手は夏に強い」 投手疲弊の夏…山川穂高3戦連発の価値

東スポWEB / 2024年8月12日 6時4分

ソフトバンク・山川穂高

頼もしすぎる一発だった。ソフトバンクの絶対的4番・山川穂高内野手(32)が11日の楽天戦(みずほペイペイ)で3試合連発となる22号先制2ランを放ち、5―2の勝利に貢献。前日、今季ワースト13失点の大敗を喫したチームを鼓舞する価値ある一発だった。

3戦連発という高確率だけではなく、打席での対応が絶好調ぶりを印象づけた。4回、滝中の緩いカーブを粘って、粘って強振。しっかり体重を後ろに残して崩されることなく、振り抜いた。「良いところで一発というのは年間を通して思っていること」。均衡を破る先制弾に4番は納得顔だった。

「1カードに1発」が理想だ。否が応でも4戦連発を期待されるが、大砲は「謙虚にというか、また足元を見つめ直してやっていくだけです」と高望みすることなく、風格を漂わせた。

一喜一憂する姿が全くない。それが仲間にとっては頼もしく、相手には不気味に映るはずだ。試合後、王貞治球団会長(84)は「0点でいっていたところの2ランだから、投手は楽になった。あれが大きかった」とうなずきながら4番をたたえた。

「良い選手は夏に強い」――。世界のホームラン王がよく口にする表現だ。球宴明けの後半戦は全5カードでアーチをかけ、これで14戦8発。投手陣の疲労度が色濃くなる夏場にどれだけ打線がカバーできるか。100試合を過ぎ、1試合1試合の重みが増していく中で、価値を証明している。

今季最長9連戦の2戦目はきっちり取り返し、連敗を阻止した。9回に3番手・津森が一死も奪えず2点を失い追撃を食らったが、最後は守護神・松本が自己最速159キロをマークするなど気迫のこもった投球で試合を締めた。

先発スチュワートが7回を零封し、4番がホームランキング独走の決勝弾を放ったゲーム。王会長は帰りぎわ「生身の人間がやっていること。勝ちゃいいんだよ」と力強く締めた。後味は悪かったが、Vロードを強固にする要素は多かった。

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