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【甲子園】広陵・中井監督が初戦突破で甲子園通算40勝「広島弁で言うと、ぶちうれしい」

東スポWEB / 2024年8月12日 13時59分

初戦突破を決めてファンにあいさつする広陵ナイン

第106回全国高校野球選手権大会の第6日(12日)第1試合に2年連続25度目出場の広陵(広島)が登場し、3年ぶり23度目出場の熊本工を2―1と下し、2年連続の初戦突破を果たした。

手に汗握る一戦だった。1点ビハインドの7回に酒井(3年)の内野安打、白髪(2年)は四球を選んで無死一、二塁。続く高尾(3年)が犠打を決めると、浜本(3年)が右前へ2点適時打を放ち、試合をひっくり返した。

値千金の逆転打に中井哲之監督は「チームの中でスライダーをあまりにも意識しすぎていたので、『そんなに意識せずに甘い球を大きくいけよ』と言ったのが良かったと思います」と喜んだ。

プロ注目の148キロ右腕・高尾も意地を見せた。5回に中前適時打を浴びて1点こそ奪われたが、徐々にギアを上げ、最後まで試合を支配。1点リードした9回一死二、三塁と絶体絶命のピンチでも、カウント1―2からこの日、最速の146キロを内角へ強気に投げ込み、見逃し三振に仕留めた。

110球を投げ、6安打1失点の完投勝利を挙げた高尾は「もう打たせないという気持ちでいきました。9回の場面は一番フルでいくという気持ちを持ってマウンドに上がりました。先頭を出したのもあるけど、その中でも最少失点で抑えることができて良かったです」と充実の表情を浮かべた。

お立ち台で指揮官は「広島弁で言うと、ぶち(=とても)うれしいですね」と第一声。続けて「(高尾は)失策、失策という中でよく粘り強く投げてくれました。スピードは特別速くはないんですけど、キレとか回転数がちょっと普通の高校生とは違うのかなとは思いますよね。バックネット裏でこう見てたら、高尾より(速度が)速いピッチャーよりも高尾の方が速く見えますね」とエース右腕の投球に目を細めた。

これで歴代7位タイとなる甲子園通算40勝を挙げた中井監督。4季連続の出場を果たしている広陵だが、センバツ優勝は経験はありながらもいまだ夏制覇はなし。「子供たちを信じて頑張っていこうと思います」と夏の頂点を目指す。

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