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【西武】開幕9連敗の高橋光成 MLB関係者は〝移籍直訴封印〟を提案「まずは自身の立て直しを」

東スポWEB / 2024年8月13日 5時4分

開幕から9連敗の西武・高橋光成

黒星地獄から抜け出せない。西武は12日の日本ハム戦(エスコン)に1―5で敗れ、5か月連続の7連敗。102試合目で優勝の可能性が消滅し、今季の負け越しも決定。借金は球団ワースト「46」(1971年=西鉄)に迫る「42」となった。50日ぶりの復帰登板となった高橋光成投手(27)も6回途中4失点KOで開幕から未勝利の9連敗。今オフのMLB移籍を目指す右腕に対しては、そのあまりの体たらくにメジャー側から「今年は動くべきではない」と警鐘が鳴らされ始めた。

小刻みに得点を奪われ続けた。不振のため二軍で調整していた高橋は6月23日以来の一軍マウンドへ上がったものの5回2/3を96球、9安打4失点と苦しんだ。「久しぶりの一軍のマウンドでしたがいい球もあったので、今後はそういう球をもっと増やしていきたいと思います」と努めて前向きに振り返ったが、そのコメントに説得力はない。

開幕前には「30試合、200イニング」の目標を掲げ、全ての数字でキャリアハイ更新を宣言していたはずの〝エース〟。皮肉にも歴史的低迷にあえぐチームと比例するように、プロ10年目で自己ワーストとなる0勝9敗、防御率4・60という屈辱の迷宮にハマり込んだままとなっている。

全く結果を残せない〝迷える右腕〟には調査を継続するMLB関係者からも賢明な「西武残留の勧め」が説かれている。

前提として、このような状況でもメジャー複数球団が調査を継続する理由は今年になって高橋側が代理人変更の動きを見せているためだ。

言うまでもなくポスティングシステムを利用するMLB移籍は球団側がイニシアチブを握っているため、西武の許可なくして実現は不可能。このまま仮に強行突破の姿勢を貫いて西武側が渋々ながら許可した場合でも、調査中のMLBスカウトたちはそれぞれのメジャー球団本部へ「なぜライオンズがOKしたのか」「本当にタカハシは戦力になり得るのか」など詳細なリポートを提出することになる。

そうした中、あるMLB球団関係者は高橋について「本人のため、今年は動くべきではない。不完全な状態のまま行ってもいい結果は生まれない。まずは自身の立て直しを図るべき」と力説。賢明な〝移籍直訴封印〟が提案されている。

オフの肉体改造で7キロ増の112キロとなった体を扱いきれていないことが制球力に悪影響を与えているととらえているメジャー側の評価は低い。もし強行突破が成功したとしても高橋側が引き出せそうな条件は、まず春季キャンプ招待選手の「スプリット契約」(メジャーとマイナーの二重契約)にとどまるとみられる。代理人の手腕次第でメジャー契約が勝ち取れた場合でも期間はせいぜい「単年」が精いっぱいだろう。その限られた時間の中で結果を出さなければ行く末は、より厳しい生存競争に放り出されるのが関の山だ。

野球人生は、この先も続く。渡辺久信GM兼監督代行(58)が「みんなに送り出される形で」と移籍条件を語っているように高橋は西武残留を早期に打ち出し、来季はチームと自らの復活のために全てをささげることが「ベストな選択」と言えるのではないか――。高橋の投球をチェックし続けている前出のMLB関係者も、そう繰り返しながら訴えている。

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