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【阪神】佐藤輝明 エラー増が打撃成績に直結…OBも心配顔「打ち方まで強引になってきている」

東スポWEB / 2024年8月13日 5時4分

12日の巨人戦では、最後の打者となってしまった阪神・佐藤輝明

阪神は12日の巨人戦(東京ドーム)に0―1で敗れたことで自力Vの可能性が消滅。首位・広島とのゲーム差は4と広がった。この日唯一の失点は「4番・三塁」として先発出場した佐藤輝明内野手(25)が犯した適時失策によるものだった。直近6戦で5失策を記録している虎の規格外男は、ここにきて打撃成績まで急降下。精神面の不調を心配する声も球団周辺からは聞こえてくる――。

敵地に集まった虎党から深いため息が響き渡った。9回二死無走者で最後の打席に立ったのは、他ならぬ佐藤輝。汚名返上の一撃が期待されたが、カウント2―2から元タテジマ右腕・ケラーの投じた低めへ沈む変化球にバットはむなしく空を切った。

自身の適時失策に始まり、自らの三振で幕を閉じた一戦。この日の敗戦の責の全てが、彼ひとりにあるわけでは当然ない。だが、チームの4番とホットコーナーを託されている背番号8は「アウトにできなかったので…。しっかり投げられなかった」と試合後のグラウンド裏で唇をかみしめた。

問題のシーンは初回二死二塁の場面で発生した。打者・岡本の放った三塁線を割らんとする鋭い打球を逆シングルで捕球し、一塁へワンバウンド送球したが、これを大山が捕り損ね、ボールが転々とする間に二走・丸がホームへ生還。大山のグラブ近辺へ送球できてはいたが、公式記録員は佐藤輝の失策と判断した。

佐藤輝は首位攻防カードの重要な第1戦となった9日の広島戦(京セラドーム大阪)の2回にも適時失策を犯し、敗戦に直結する先制点を献上。この日から数えて4戦合計3失策(うち適時失策は2つ)。シーズントータルの失策数もリーグワーストを独走する19まで膨れ上がっている。だが、それ以上に深刻なのは守備面の不調が、好調だった打撃成績に悪影響を与えている点だ。

9日の試合前時点で8月の月間打率は5割を優にオーバー。7戦合計4本塁打、10打点と無双状態の打棒を披露していた佐藤輝だが、この日の一戦から4戦合計15打数1安打0打点と自慢のバットまで〝急速冷凍〟。球団OBは「広島戦でのあのミスがトラウマになっているのだろうか…。なんとか打撃で取り戻そうとして、打ち方まで強引になってきている。それまではとてもいい状態で打てていたのに、今は一気に守備も含めて悪循環に陥ってしまっている」と心配顔で指摘する。

広島、巨人と、上位2チームとの戦いが続く正念場の今6連戦も、4番の不調が響き1勝3敗と黒星が先行している。自力Vの消滅自体は単なる数字上の現象にすぎないとはいえ、優勝戦線に生き残るためにはこれ以上、巨人、広島の2チームに引き離されるわけにもいかない。

7連勝で好発進した後半戦開幕からの快進撃をけん引したのは、言うまでもなく佐藤輝だ。いずれにせよこの男が攻守で輝かない限り、2年連続となる虎の覇権はありえない。シーズンは残り37試合。下を向いている暇などどこにもない。

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