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【ノア】11月引退の齋藤彰俊 越中詩郎も衝撃「強いなと思ったね」…平成維震軍時代の〝サンマ事件〟

東スポWEB / 2024年8月13日 7時14分

平成維震軍の前身「反選手会同盟」時代の越中詩郎(左)と齋藤彰俊(1992年)

【取材の裏側 現場ノート】ノアの齋藤彰俊が11月17日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会で現役を引退する。1990年12月のデビューから、多くのチーム、ユニットに所属してきたが、個人的に印象に残っているのが平成維震軍時代だ。

先日、維震軍でリーダーを務めた越中詩郎にお会いする機会があった。齋藤の引退について聞くと「本人が決めたことだから、これからの人生も頑張ってほしいね。彼がいなかったら、維震軍はなかったくらいの存在だった。そこは感謝してるよ。ここまで維震軍の名をとどろかせてくれたのは、彼のおかげだって思うしね」と語り、寂しそうな表情を浮かべた。

92年に前身の反選手会同盟が結成されたのは、誠心会館の齋藤と当時新日本の越中、小林邦昭が抗争を繰り広げた結果だ。反選手会同盟で結託すると、齋藤は維震軍の若頭として活躍。越中にとっても懐刀だった。

維震軍時代、越中と齋藤が2人で食事に行った時のこと。サンマ定食を注文したところ、越中を驚かせたことがあった。「アイツがさあ、頭からししゃもを食うみたいにバリバリバリバリ食べてさあ(笑い)。しかも今みたいな細いサンマじゃないよ。『お前…』と言ったら『オヤジにそういう教育を受けました』と言っていた。ああ、いい親だなって思ったよ」

齋藤は骨一つ残さず平らげてしまったという。

「ノドに引っかからないのか?」

「1回くらいありましたが、あとはありません」

「他の魚もいける?」

「タイは無理ですが、それ以外の魚はいけます」

こんな会話が続き、越中は「これは彰俊、強いなと思ったね」と信頼を寄せるようになった。

齋藤が引退すると、現役の維震軍メンバーは越中とAKIRAだけになる。しかも齋藤とは対照的に、今月24日の全日本プロレス後楽園大会は越中の「デビュー45周年記念」として開催される。「俺がいる限り維震軍は残るのかな。みなさんにそう言ってもらえれば、うれしいね。やってきたかいがあるし、まだまだやってやるって」。平成に誕生した個性派ユニットは、令和のプロレス界に生き続ける。(プロレス担当・小坂健一郎)

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