大谷翔平 ３試合ぶり３６号２ラン 本塁打王争い単独トップ 復帰ベッツとアベック弾

大谷翔平（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

ドジャースの大谷翔平投手（３０）は１２日（日本時間１３日）に敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場し、５回に３試合ぶりの一発となる３６号を放った。

豪快な一発が飛び出したのは２―０の５回無死一塁だった。相手先発の右腕ペラルタが３ボールからの４球目、外角の９３・２マイル（約１５０キロ）のフォーシームを踏み込んで逆方向へ。角度３６度、打球速度１０７マイル（約１７２・２キロ）で左中間へ高々と上がるとそのままテラス席へ飛び込んだ。３６号２ランは飛距離４２４フィート（約１２９・２メートル）だった。この時点で本塁打王争いでリーグ単独トップに立ち、打点も８５とし、トップのオズナ（ブレーブス）に５点差だ。

左手骨折で６月１７日（同１８日）から負傷者リスト入りしていたムーキー・ベッツ内野手（３１）が「２番・右翼」で戦列復帰した。ＭＶＰトリオが久しぶりにそろった。

初回先頭は１ボールからの２球目、内角高めの９２・９マイル（約１４９・５キロ）のフォーシームに差し込まれて平凡な中飛だった。２打席目は３回一死二塁で回って来た。カウント２―２からの５球目が暴投になり二走は三塁へ。先取点を挙げる快打が期待されたが、６球目の外角の９６・１マイル（約１５４・７キロ）のフォーシームを当てにいって二ゴロに倒れた。続くベッツが１１号２ランをライナーで左翼席に運び、先制した。