【ドラゴンゲート】ＹＡＭＡＴＯ 菊田円を退けドリームゲート王座Ｖ１「俺に夏休みはないのかよ…」

菊田円（下）の腕を捕らえる王者のＹＡＭＡＴＯ

ドラゴンゲートのドリームゲート王者ＹＡＭＡＴＯ（４２）が、王者の威厳を示した。

Ｖ１戦（１２日、横浜武道館）ではデビュー４年の菊田円（２４）と対戦。勢いのある挑戦者に対し、王者は右腕への攻撃でダメージを与えていった。２０分過ぎにも腕十字固めで追い込み、直後にラリアートを連発した挑戦者は右腕に力が入らない。

最後はラリアートを放った菊田が前のめりでダウンすると、すかさず王者がスリーパーからギャラリア（変型ドライバー）を発射。これをカウント２で返されると、トドメの一発を浴びせて２６分１０秒の激闘を制した。

試合後、ＹＡＭＡＴＯは「お前にしろＢｅｎ―Ｋにしろ、お前ら新世代の言葉は俺たち上の人間にとっては非常に頼もしいよ。頼もしいけどな、俺はまだまだ老け込んじゃいねえんだよ。この試合の結果でそれを俺が示しただろ」と豪語。

一方で「お前、これでキャリア４年？ バケモノか、お前は。そのうちの１年半は欠場してたんだろ？ 間違いなくこいつがドラゲーの未来だよ。未来は明るいよ。なあ、菊田。上から目線でお前のこと褒めてやってんだぞ」と挑戦者の健闘をねぎらった。

７月２１日神戸ワールド大会でＢｅｎ―Ｋを破り、６度目の戴冠を果たしたばかり。３週間で防衛を果たしたＹＡＭＡＴＯは「ちょっと休ませてくれよ、マジで。もうしんどいよ。世間は夏休みだっていうのによ、俺に夏休みはないのかよ…」とブツブツ言いつつも「これが宿命だよ。俺には盆も正月もねえんだよ。ドリームゲートチャンピオンＹＡＭＡＴＯの力で、いやドラゴンゲート全員で、もっともっとお客さんがたくさん来てくれる、楽しいって言って帰ってくれる、胸張って最高だって言えるドラゴンゲートをつくっていきます！」と約束した。

ところがその後、ＩＳＨＩＮ（２６）にイスで襲撃され、ダウンしたＹＡＭＡＴＯはセコンドの肩を借りてバックステージへ。Ｖ２戦での激突が決定的となった。