【卓球】メダルなしの張本智和がロス五輪でのリベンジ誓う「練習を積み重ねるだけ」

帰国会見で悔しい胸の内を明かした張本智和

パリ五輪でメダルなしに終わった卓球男子の張本智和（２１＝智和企画）が、悔しい胸の内を明かした。

張本は１３日に帰国し、都内で会見に出席。女子の早田ひな（２４＝日本生命）と組んだ混合ダブルスでは、１回戦で北朝鮮ペアに敗れてまさかの敗退。シングルスでは、準々決勝で樊振東（中国）に３―４と競り負けた。フランスとの男子団体３位決定戦では、第２試合のシングルスで個人戦銅メダルのフェリックス・ルブランに逆転負け。この１敗が響き、チームは２―３で終戦した。

厳しい結果となったが、「３種目すべてのメダルを目指していて、残念ながら獲得することはできなかった。結果を見ればメダルなしというすごく悔しい結果だったけど、最初の混合ダブルスから最後の男子団体まで恥ずかしい戦いではなかった」と胸を張った。

男子団体は３大会連続のメダルを逃した。エースとしての責任感は強く「一人で部屋にいると、何をしていても（五輪の）試合のことを思い出してしまう」と苦悩を明かした。

それでも、４年後のロサンゼルス五輪での雪辱に向けて「楽をしようとすればするほど苦い思い出がよみがえってくる。もちろん数日は休むけど、できれば今週末から、遅くても来週の月曜日からは練習しないと絶対に成長はしない。やれることは練習しかないし、リベンジする最短の方法は練習を積み重ねるだけ」と拳を握った。パリでの悔しさを糧に、ロスで成長した姿を見せる。