【新日本＆スターダム】「五輪アスリート」入団勧誘へ 本命はウルフ・アロンか…棚橋社長は格闘技以外にも関心

また、スターダムという受け皿もあるだけに、女子アスリートのチェックにも余念がない。真っ先に名前が挙がったのが陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花（２６＝ＪＡＬ）だ。「屈託のない笑顔が素晴らしいですよね。明るいキャラクターというか。あの体格だったら、一発でトップを取れるポテンシャルがありますよ。スターダムに…となれば僕も（合同興行で）対戦する可能性もありますから。僕を投げてほしいです」と、なぜか〝やり代わり〟になる決意まで明かした。

レスリングでは、女子７６キロ級で日本女子初の最重量級金メダル獲得という快挙を成し遂げた鏡優翔（２２＝サントリー）がプロレスに転向すれば、超がつく逸材になることも間違いない。現在のスターダムにはレスリングの実績があるレスラーがいないこともあり「重量級なのにスピードもあるし、レスリングの選手は体力がめちゃくちゃあるので。いい化学反応になると思いますよ。新日本プロレスでもレスリングで名前があって入ってきた人間と、一からやってるヤングライオンとで競争意識が生まれますからね」とラブコールを送った。

過去に女子プロレスラーに転向したオリンピアンはいない。この中の誰がリングに上がってもプロレス界にとって大きな起爆剤になることは確実だが、果たして――。

【ウルフ・アロン「なくはない」】パリ五輪から帰国した６日に、ウルフを直撃すると「（転向の）可能性はなくはない。まだ明言は避けさせていただく。また何かある時は、僕から発表しますので」とにやりと笑った。

１月末に新日本を退団し、米ＡＥＷに移籍した〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ（３６）とは親交があるという。入団を希望する団体については「新日本に入れれば。仲がいいのでオカダさんが好きだけど、今は違うところ（ＡＥＷ）にいる。ＡＥＷ入りの可能性？ 英語がしゃべれないので…」。相思相愛の新日本入団はあるのか。