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【阪神】用兵巧者・岡田監督が継投策で伝える球界への〝メッセージ〟 ブレない「データより感性重視」

東スポWEB / 2024年8月14日 5時10分

今季公式戦では1イニングを抑えた敵リリーバーが、次のイニングもマウンドへ向かうそぶりを見せたことがあった。だが「そんなんオマエ、あいつベンチ前でキャッチボールもしてなかったやんか。俺はちゃんと見てたで。そういうところが甘いんや(笑い)。バレバレや」。

継投策、代打策がワンパターンになりがちなセ・リーグへのDH制導入には「妙味がないやんか」と断固反対の立場を貫く。継投では彼我の相性だけでなく、その時のチームが置かれている立場やブルペンの運用状況、そして生身の人間である敵軍選手の〝感情の揺れ〟も考慮する必要がある。この日の勝敗も、阿部監督の高梨に対する「ケツを拭かせたい」という生身の感情が左右した。

測定機器の飛躍的な発達でデータ重視の傾向が強まる昨今の球界だが、重きを置くのはあくまでも自身の感性。生身の人間が繰り広げる読み合いとドラマこそが野球の醍醐味という虎将の考えに一切ブレはない。

シーズンは泣いても笑っても残り36試合。12球団最年長となる指揮官がベンチから送る一つひとつの采配には、球界に遺さんとするエッセンスと〝ラストメッセージ〟が詰まっている。

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