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【広島】混セ勝ち残りに〝光明〟 シーズン終盤を見据え…酷暑9連戦で行われた「成功実験」

東スポWEB / 2024年8月14日 6時15分

灼熱の9連戦の負け越しは回避した広島・新井監督

見据えるのは、あくまでも次のヤマ場だ。セ首位の広島は13日のDeNA戦(マツダ)で0―6と完封負けを喫した。2位・巨人が敗れたためゲーム差は1のまま。だが3位・阪神には3ゲーム差とされ、混戦模様が再び緊迫化してきた。

試合はベテラン・野村が5回4失点で今季初黒星。好調の打線も相手先発・東に8回まで3安打無得点と手を焼き、内容的には投打ともに完敗の一戦だった。だが、試合後の新井貴浩監督(47)は「そんなに悲観することはない。しっかり切り替えて、また明日臨んでほしい」と手短に振り返るのみにとどめた。

6日から14日まで続く9連戦は残り1試合を残しながら、ここまで4勝3敗1分け。すでに5分以上の星取りで乗り切ることを決めている。それだけにチームとして焦点を当てているのは、残り試合でやって来る〝ネクスト・ピーク〟。この9連戦中にも実際、次の一戦をよりベストコンディションで臨むための術として試みた一手が結果的にプラスの方向へと働いた成功例があった。

それが12日に本拠地マツダスタジアムで行われたDeNA戦試合前練習の時間帯変更と、メニューの短縮化だ。当日は9連戦の7戦目。前日に京セラドームで行われたナイター阪神戦を終え、翌朝移動で相手よりも先に練習を行わなければならないホームゲームは、明らかにハードスケジュールで大きな負担につながる可能性があった。しかも最高気温が連日35度を越えるような炎天下で最も暑い時間帯に練習を行わなければならず、これら〝ダブルの負担〟を軽減することを目的にテストケースとして同日に試行された。

内容的にはあえて練習開始を遅らせ、主な打撃メニューは室内が中心。「ビジターで、すぐに試合を行うイメージ」(チーム関係者)で練習量は通常のホームゲームよりも〝抑えめ〟となった。

だが、このスタイルで13日のDeNA戦に臨んだところ打線は15安打10得点と大爆発。投げても先発・玉村が2度目の完投を成し遂げ、これ以上ない形で投打のかみ合った快勝へとつながった。

そんな成功例もあり、当面はこの練習スタイルで試合に臨む日を週1ペースで設定することが濃厚だ。日程的にも今後のチームは23日の阪神戦、30日ヤクルト戦、9月6日の中日戦と、週末の金曜日に前日ビジター試合からの当日移動で本拠地マツダスタジアムでの3連戦を控えている。さらに10月10日からは7連戦も組まれているだけに、試合前練習のペースダウンはいわば〝必修〟だろう。

目指すは6年ぶりのリーグV。9月の勝負どころをベストの状態で迎えるべく、赤ヘル軍団は緻密な計算を図りながらコンディション作りに着手していく。

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