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「阿部一二三の試合では…」柔道のルール改正を英メディア提言「審判の判定がファンを失望」

東スポWEB / 2024年8月14日 14時5分

ガバ(左)を攻める阿部一二三

パリ五輪の柔道で相次いだ〝疑惑の判定〟を受けて、英国の五輪専門メディア「インサイドザゲームズ」が2028年ロサンゼルス五輪に向けてルール改正を提言した。

同メディアは各競技を総括する特集を組み、柔道では指導が左右する試合展開や微妙な判定が頻発した点を問題視。「IJF(国際柔道連盟)は2016年にルールを変更し、柔道をよりダイナミックで観戦しやすいものにしようとした。しかしパリでは、多くの柔道ファンが柔道の質に不満を抱いた。多くの試合が指導で終わることや、柔道家が慎重に戦うこと、指導を避けるために攻撃するふりをすることや、審判の判定の一部がファンを失望させた」と今大会で柔道の現行ルールの課題が浮き彫りになったことを指摘した。

特に「日本とイタリアは大会初期から審判の判定に不満を漏らしていた。日本は大会最終日の混合団体戦で阿部一二三が攻撃したにもかかわらず、ガバが3回目の指導を受けられなかったときに、さらに不満を漏れ出てきた」とガバが阿部を撃破した試合が物議を醸したことを強調した。

そうした問題を踏まえて、同メディアは抜本的なルール改正の必要性を提唱。「28年のロサンゼルス大会まで柔道で慎重な傾向が続くなら、数年前のフリースタイルレスリングで行われたように、IJFはそれを防ぐための対策を講じる可能性がある。柔道は伝統と歴史に支えられたスポーツであり、いかなる変化も議論の対象となり、近い将来に世界的な変化が見られることは難しいかもしれないが、オリンピックの観客はより多くのアクションとより美しい動きを見たいと思っているのは事実だ。ロサンゼルスでそれが実現することを期待する」と強く主張した。

今大会では最も多くの議論を呼んだ柔道が岐路に立たされている。

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