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【甲子園】京都国際の2年生左腕・西村が完封&適時打の活躍「自援護ができたのでよかったです」

東スポWEB / 2024年8月14日 17時39分

新潟産大付を完封した京都国際の西村一毅

第106回全国高校野球選手権大会の第8日(14日)第3試合は京都国際が新潟産大付を4―0で下し、3回戦進出を決めた。背番号11の西村一毅(2年)が138球の熱投で完封勝利を挙げた。

最後は力を込めた真っすぐで仕留めた。西村は序盤に制球を乱す場面もあったが、相手打線に的を絞らせず。「力が入ると肩が開いてしまうので、脱力して投げることを意識した」と得意のチェンジアップを駆使して、7回まで1安打と封じ込めた。

最大の山場は9回に訪れた。安打や失策が絡み二死満塁と一発で同点のピンチを背負った。しかし、2年生左腕は動じなかった。「力で抑えてやるという強い気持ちで投げた」との言葉通り、最後は右打者の内角高めに直球を投げ込み空振り三振。138球3安打無失点の圧巻の投球だった。

8回には左翼へ追加点となる適時打も放った西村。「自援護ができたのでよかったです」と語った。

小牧監督は西村について「素晴らしかった。1試合目で健大高崎さんが負けて、2試合目で大阪桐蔭さんが負けて。球場に足を踏み入れた時に異様な空気で。その中でしっかり投げてくれた」と左腕を称賛した。

2021年以来のベスト16。それでも見据えるのはまだ先だ。指揮官は「この独特の雰囲気を楽しめるようなチームになってきたのかな。この雰囲気を力に変えて、次の試合で成長してくれたらと思います」と期待を寄せた。

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