ドジャース５連勝も…故障者１１人の異常事態にゴメスＧＭ困惑「調査して解明」

トミー・ジョン手術を受ける方針のライアン（ロイター＝USA TODAY Sports）

ドジャースは新人右腕のリバー・ライアン投手（２５）が、トミー・ジョン手術を受ける方針が１３日（日本時間１４日）までに固まった。

ライアンは１０日（同１１日）のパイレーツ戦で先発し、５回途中に右前腕の張りを訴えて降板。検査を受けて医療スタッフとも協議した結果、トミー・ジョン手術を選択し、７月下旬にメジャーデビューした有望株はあえなく姿を消すこととなった。完治するまでにかなりの時間を要し、来シーズンも全休となる可能性も出てきている。

それにしても異常なのは故障者が後を絶たないことだ。米メディアの間でも「終わりなき負傷」などと表現される異常事態。ライアンの離脱で投手陣では実に１１人目となった。米メディア「クラッチ・ポイント」は、この件について聞かれたゴメスＧＭは「誰よりも困惑していた」と伝えた。

そして「調査して解明しようとしている」とした上で「急性のものなのか、包括的な問題があるのか。もっと答えがあればいいが…。自分たちの身に起こったことでより痛感している。しかし、全てが特別なことだとは思わない」と語ったという。

６月に右肩腱板を損傷した山本をはじめビューラーなど、ロバーツ監督としては計算を立てられない中で指揮を執り続けている。それでもチームはこの日まで５連勝。底力を発揮しているが、なかなか悩みが尽きることはない。