【スケートボード】吉沢恋が巨人―阪神戦で始球式 ９月開催のＸゲームは「期待に応えたい」

始球式に登場した吉沢恋

パリ五輪のスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋（ここ＝１４、ＡＣＴ ＳＢ ＳＴＯＲＥ）が競技のさらなる普及に意欲を見せている。

１４日に東京ドームで行われたプロ野球の巨人―阪神戦の始球式に登場した吉沢は、９月２２日生まれにちなんだ背番号２２が刻まれた巨人のユニホームを身に包んでマウンドに上がった。パリ・コンコルド広場で披露した華麗なトリック同様の鮮やかな投球に、球場から歓声が沸き起こった。

初の大役を終えた吉沢は「結構思っていたより緊張していたみたいで、思ったよりはボールを投げれなかったけどすごく楽しかった。思ったより投げれなかったし、自分の体がちょっとうまく動かなかったので意外と緊張していた」と振り返った上で「自分がこうやって金メダルを取ったことで、みんながスケートボードに注目して見てくれるのはすごくありがたい。これからも期待に応えていきたい」と決意を新たにした。

９月２０～２２日には千葉・幕張メッセで世界最高峰のアクションスポーツ国際大会・Ｘゲームが開催される。「みなさんが期待してくれているので、期待に応えたいなという部分もあるし、プレッシャーに感じずに楽しんでできたら。世界基準の戦いが国内でできるのは簡単なことじゃないし、珍しいと思う。日本だからなのでコンディションが整えやすいので、完璧な状態で舞台に立ちたい」と意気込んだ。

相模原市立小山中学校に通う中学３年生。夏休みの宿題については「全然できてなくて、本当はやりたいけど、時間がなかったりするので、できるところまでは頑張ってやりたい」と苦笑いを浮かべたが、中学生活最後の夏休みは、一生忘れない思い出となっている。