【パリ五輪】室伏広治長官のブレイキン湯浅亜実に対する〝行動〟が物議「パワハラ命令ですか」

室伏広治長官

パリ五輪のメダリストが首相官邸を表敬訪問した際に、スポーツ庁の室伏広治長官が行った〝まさかの行動〟が物議を醸している。

メダリストたちが一堂に会して岸田文雄首相と対面した際に、室伏長官はブレイキンの初代女王に輝いた湯浅亜実（ＡＭＩ）に対して「即興が得意ということで、少し場を和ますというか…。いかがでしょうか？ ＡＭＩ選手」とまるで宴会で部下に一発芸を〝指示〟するような考えられない無茶ぶりを提案した。

ＡＭＩはスポーツ界のトップからの〝指令〟とはいえ「すみません…。拍手をいただいて恐縮なんですけど…スーツじゃ踊れないので、また機会があれば、すみません、お願いいたします」などと謝罪しながら断った。

首相を表敬訪問する日本中が注目する場で、選手たちにとって〝上司〟にあたる室伏長官が、金メダリストに厳しい要求をした上で、謝罪の言葉まで口にさせる――。しかもアスリートにとって神聖なパフォーマンスを〝余興〟とも取られかねない提案を行った今回の出来事は論争を巻き起こしている。

ＳＮＳ上では「失礼発言ではなくてパワハラ 総理自ら室伏長官の暴走を止めるべき ＡＭＩさんが大人な対応してくれただけ」「女だからなめてたんだろうかとかそれは上司によるパワハラ命令ですかとか感じ取られてもおかしくないシーンでしたね 長官失格 競技は競技場でのみ披露するもの」「いくらａｍｉちゃんが笑顔でいなしてくれたとはいえ今のご時世 あの手の無茶振りは忖度を生むパワハラとして騒ぎ出す奴らがいる事を失念しすぎな それで巻き込まれるのがアスリート スポーツ庁なそこしっかり考えんとあかんやろ？」などと室伏長官の行動を疑問視する意見が続出している。

今後は室伏長官にこそ、場をわきまえた〝大人の対応〟が求められそうだ。