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梅宮アンナ『浸潤性小葉がん』を専門医解説「ステージ1~3であれば完治目指せる」

東スポWEB / 2024年8月15日 5時11分

闘病する梅宮アンナ

タレントの梅宮アンナ(51)が13日夜、インスタグラムのライブ配信で乳がんの発症を涙ながらに告白した。部位は右乳房、正式名称は「浸潤性小葉がん(しんじゅんせいしょうよう)」でステージ3A。聞きなれない特殊型乳がんについて国立がん研究センター中央病院・腫瘍内科の担当者が解説した。

アンナは5月下旬、右乳房が異常に小さくなっているのを発見して6月中旬、検査を受けた。その結果、乳がんの一つである浸潤性小葉がんと診断され、手術前に抗がん剤治療を行う術前化学療法を実施した。右脇下のリンパ節に転移があるという。

国立がん研究センター中央病院・腫瘍内科の担当者は取材に対し、浸潤性小葉がんについて「乳腺の小葉の細胞の形態ががん化したもので、周囲への浸潤を起こしている(小葉や乳管外へ出ている)乳がんといえます。乳房にできるがんの9割近くは乳管がんです。また、がん細胞が乳管や小葉内だけで増える場合を非浸潤がんといい、乳管や小葉の膜を破って外に出ている場合を浸潤がんと呼びます」と説明した。

浸潤がんは組織型に応じて「浸潤性乳管がん」と「特殊型」に分類され、「浸潤性小葉がんは特殊型に入ります。特殊型は浸潤がんの約10%と報告されています」と指摘。乳がん全体でいうと約5~10%程度が浸潤性小葉がんで、発症者の多くは50歳以降だという。患者数が少なく確立された治療法はないが、薬物治療は通常の浸潤性乳がんに準じて行うことが推奨されるという。

アンナは13日のインスタライブで、2019年に亡くなった父で俳優の梅宮辰夫さんが36歳で肺がんを患って以降、前立腺がん、尿管がんなど6度のがん手術を受けたことに触れ、「いつか自分も(がんに)なるんだろうな」と口にした。

前出担当者に、これが遺伝性のがんかどうか聞くと「浸潤性小葉がんだから遺伝性ということは分かりません」とし、「遺伝性かどうかを判別するには詳しい検査が必要となります。なお、乳がんで遺伝性のものは全体の約5%です」と答えた。

アンナは抗がん剤治療を開始。これにより、毛髪が抜け始めて「熱が出て苦しくて…」と闘病の過酷さを語った。

前出担当者は一般的な治療法について「手術と、必要に応じて抗がん剤などの薬物療法や放射線治療を行います」とし「一般的な副作用としては、手術でリンパ節郭清(かくせい)をするとリンパ浮腫のリスクが高まり、抗がん剤治療では脱毛や吐き気、倦怠感などの症状がでる場合がありますが、副作用については個人差があります」と説明する。

「ステージ3の場合は転移する可能性もありますので、治療後も定期的に経過をみていくことが大事となります」とした。

その上で「ステージ1~3であれば、完治を目指した治療ができます」と指摘した。

アンナは亡くなった辰夫さんとはもちろん、母クラウディアさん(80)と仲良し親子だ。

「反響を呼んだ13日のインスタライブはクラウディアさんも視聴したそうです」(知人)

アンナがインスタライブで「長いジャーニー」と表現した闘病生活が本格的に始まった。

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