【巨人】西舘勇陽 石田裕との中大同期対決へ意気込み十分も残念ながら中止が決定

西舘勇陽

巨人のドラフト１位・西舘勇陽投手（２２）が１５日にジャイアンツ球場で投手練習に参加。プロ初先発となる１６日のＤｅＮＡ戦（横浜）に向けて入念な調整を行った。

いよいよ「初陣」を迎える。西舘は救援として開幕一軍入りを果たすと、序盤は勝利の方程式の一角として奮闘を続け、ここまで２６試合に登板して１勝２敗の防御率３・５７、１９ホールドの成績。６月２８日の広島戦の登板を最後に阿部監督から「夏休み」と称して二軍調整が命じられると、以降は先発調整を続けてきた。

記念すべきプロ初先発で投げ合う相手は母校・中大の同期・石田裕と相手にとって不足はない。「（緊張は）今はしてないですが、明日になったら死んでると思います（笑い）」と自虐的に心境を明かした西舘だが「１年目から一番上の舞台で投げ合えるのは本当にありがたいこと。大学の時も２人で『まずはそこ（一軍での投げ合い）を目指して』と話していたので、うれしく思います」と夢の対決実現に気持ちを高ぶらせていた。

僅差で首位争いを繰り広げるチームにとっても絶対に負けられない戦い。「またチャンスをもらえた中で、先発としての仕事をちゃんとしたい」と目指すは勝利ただ一つ。全力投球で同期対決を制するつもりだったが、台風７号の影響で残念ながら１５日のうちに中止が決定した。