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【新日本・G1】辻陽太が竹下幸之介との新世代対決制し4強「近い将来お互い王者になったら、その時また戦おうぜ」

東スポWEB / 2024年8月15日 21時9分

ジーンブラスターで竹下(右)を仕留めた辻陽太

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」15日幕張大会の優勝決定トーナメントファーストステージで、Bブロック3位の辻陽太(30)が同2位のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介、29=AEW&DDT)を撃破し準決勝(17日、両国)に進出した。

団体の垣根を超えた、新世代トップ選手同士による大一番。開幕戦(7月20日、大阪)で竹下に敗れている辻は、この日も大苦戦を強いられた。雪崩式スパニッシュフライを狙うも、コーナー最上段でラリアートを浴びマットに真っ逆さま。打撃合戦からマーロウクラッシュを放ったが、これをキャッチされてブルーサンダーでマットに叩きつけられた。

それでもエルボーからのレイジングファイヤーをスタナーで切り返すと、必殺のジーンブラスターがさく裂。これは竹下の足がロープに届いて3カウントを奪えない。追撃のジーンブラスターを回避されると豪快なジャーマンで投げ捨てられたが、竹下がエルボーパットを外したその刹那にジーンブラスターを決めてついに3カウントを奪ってみせた。

試合後のリング上から竹下を呼び止めた辻は「近い将来お互いチャンピオンになったら、その時また戦おうぜ」と米AEWで活躍する同世代戦士に呼びかけた。「竹下、正直言ってお前はすごいよ。こんなヤツが日本人でいると思わなかった」と実力を認めつつも「俺からしたら世界一はここ新日本なんだよ。新日本に誇りを持ってプロレスやってるんだ。感じたか? 新日本プロレスすげえだろ? お互いプロレスを続けていたら、またどこかで出会うことがあるだろうよ。その時はお互い持つもの、背負うものが増えてるだろうな」とプライドをのぞかせた。

これで史上初の春夏連覇へあと「2」。準決勝では同1位のIWGP・GLOBALヘビー級王者デビッド・フィンレーと激突する。「忘れてねえよな。お前は記者会見でダメにしたマーロウのプリン、まだあと2個分残ってるんだ」と〝制裁〟を予告した辻が、新時代の新日本プロレスを背負う。

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