【卓球】早田ひなに対する孫穎莎ら〝フォロー外し〟で中国ファン擁護「日本語表現が誤解された」

早田ひな

パリ五輪の卓球女子で日本代表の早田ひな（２４＝日本生命）がアカウントを開設した中国版Ｘ（旧ツイッター）の微博（ウェイボー）で、中国代表の女子エースの孫穎莎と男子エースの樊振東が突如フォローを外したことが議論を呼ぶ中で、中国のファンからは早田を擁護する声が広がっている。

早田はシングルスで銅メダル、団体で銀メダルと今大会で大活躍。中国での人気も高いことから、早田が１２日に微博のアカウントを開設すると多くのフォロワーを獲得した。

かねて親交のある中国代表の孫や樊も早田をすぐにフォローして仲の良さをうかがわせたが、早田が帰国した際の会見後に突如２人が早田のフォローを外したと中国メディアが一斉に報道。この〝フォロー外し〟が注目を集めている。

早田は１３日の帰国会見で「行きたいところの一つは（福岡の）アンパンマンミュージアム。あとは鹿児島の特攻資料館（知覧特攻平和会館）に行きたい。生きていること、卓球ができているのは当たり前じゃないのを感じたい」と語っていた。

中国では孫らのフォロー外しが議論の的になる中で賛否が出ているが、微博上で早田を擁護する声も次々と上がっている。

「早田さんは平和を望んでこのような記念碑に行こうとしたが、彼女の日本語表現が国内では誤解された」との意見や、「私は早田ひなさんの愛国心と自由を支持する」「私は早田が言った資料館に行きましたし、若者たちの遺書もすべて読みました。平和の時代を大切に、それは本当に苦労して勝ち取ったものです」と早田の心情に寄り添う声も次々と出ている。

中国では多くの議論を呼んでいる状況だが、早田を支持する機運も高まっているようだ。