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後藤祐樹氏 人生初の講演会…どん底から救った保護司の言葉「たくさんの人を傷付けてしまいましたが…」

東スポWEB / 2024年8月17日 20時24分

公演をする後藤祐樹氏(本人提供)

千葉県八街市議の後藤祐樹氏が17日、千葉県市川市文化会館で保護司会主催のイベント「第74回 社会を明るくする運動」で人生初の講演会を行った。

後藤氏は約200人の聴衆を前に、自身の半生と保護司との出会いを語った。後藤氏は2000年に「EE JUMP」でデビューするも、素行不良で02年に芸能界を引退。07年には強盗傷害で逮捕され服役した。

服役中に自分自身を見つめ直し、更生を誓った後藤氏。しかし、出所後は社会復帰できるのか不安で押しつぶされそうな日々を送っていた。

そんな不安の中、1人の保護司との出会いが支えになったという。家族にも言えない不安を打ち明けると、保護司から「後藤君は罪を犯してしまい、これからも決して忘れてはいけない。だけど、これからどう生きて行くかで人生はやり直せるんだよ」と諭された。

その言葉を胸に、動物の保護活動を始め、メディア活動も再開。そして昨年には八街市議に当選し、現在は市議として活動。後藤氏は最後に「たくさんの人を傷付けてしまいましたが、これからは大切な人に恩返しをすることはもちろんのこと地域や困っている人を助ける活動をしていきます」と決意を語った。

講演を終えた後藤氏は「全国的に保護司は減少傾向であり、なり手不足の問題、安全対策が課題となっています。しかし誰かが寄り添ってあげなければ、更生できない人もいます」と保護司の必要性を訴えた。

自身も保護司を目指したが、過去の前科を理由に保護司の要件からは外れてしまったという。「保護司としての活動はできませんが、DMなどで親御さんの相談に乗り、自分の経験やその当時の心境などをお話させていただいています」と自身の経験を役立てている。

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