【新日本・G1】鷹木信悟 ザックに無念のタップ…頂点逃す「まだまだこれで終わりじゃないから」
東スポWEB / 2024年8月18日 5時14分
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は17日両国大会で準決勝が行われ、Aブロック2位の鷹木信悟(41)が同1位のザック・セイバーJr.に敗れ優勝決定戦(18日、両国)進出はならなかった。
ザックの徹底した左足攻めに苦戦を強いられた。三角絞めを強引に持ち上げて必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決めたが、左足のダメージでカバーが遅れてしまい3カウントを奪えない。
死力を尽くした打撃戦からパンピングボンバーをハイキックで迎撃されると、セイバードライバーでマットに叩きつけられる。粘る鷹木もこれをカウント2で返したが、キックアウトした左足をそのままアンクルホールドで捕らえられる。自らの手で口を押さえてギブアップを拒む執念を見せた鷹木だったが、最後はヒザ十字固めでついにタップアウトした。
ノーコメントで会場を後にした鷹木は大会後、取材に応じ「死んでもギブアップしないなんて言いたかったけど、さすがに死ぬわけにはいかないし、ここで大きなケガをするわけにはいかないから。さすがザックだよ。一気に壊しに来やがったからよ。殺気を感じてつい…タップしてしまった、我慢できなかった。あれもザックのうまさであり強さだと思うよ」と潔く敗北を認めた。
準決勝もう1試合では「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の盟友・辻陽太が勝利し、先に優勝決定戦進出を決めていた。「悔しいね。陽太が終わって(通路で)すれ違う時に『ようやった、待っとけよ』って言って。それで負けて陽太がすれ違う時に『俺に任せてください』って。こんな情けない話はないよ。陽太との約束も守れずに…。まあ現役でプロレスラーやってる限り必ずあるから、タイミングがここじゃなかったっていうことで」と悔しさをあらわにした。
出場メンバーが一気に若返り、内藤哲也とともにAブロック最年長で迎えた今大会。並々ならぬ決意で臨んだが、頂点には届かなかった。鷹木は「どうしても今回は欲しかったね、G1制覇というのは。最後の4人まで残ってよくやったなんて、そんな言葉はいらないよね。俺はテッペンしか目指してなかったから」と敗戦の弁を述べつつも「ただ観客も見てただろう、俺だってまだまだこれで終わりじゃないから。これで終わるつもりはないから。必ずまた強くなって、進化して、成長してザックの前に立ってやるし、陽太ともやりたいし、まだまだテッペンを目指していくから」と再起を誓った。
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