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〝東大式〟井出洋介「麻雀を通じて自分が伝えたいことを発見しよう」25年2月15日引退を宣言【後編】

東スポWEB / 2024年8月18日 10時4分

自分が伝えたいことを実現するため、井出は行政とも連携してきた。

「麻雀がメジャーになるためには文部科学省、厚生労働省、都道府県といったように後ろ盾が必要で、最終的に目指す後援は国です。競馬はギャンブルではあるけれど天皇賞がある。そうなるまでには歴史があったわけで、日本の麻雀はまだまだこれからだと思っています」

数え年で古希を迎える2025年2月15日に競技麻雀の表舞台から引退することを宣言した。

「実は67歳の時、以前だったらまずしないミスが1年間で3回ほどあったんです。自分を許せないミスだったんですが、逆に自分を客観視できるいいきっかけとなりました。納得のいくパフォーマンスができないまま続けるより、引退を宣言したことで気持ちの整理もつきました」

だからといって麻雀をやめるわけではない。

「これからは中国麻雀や私設リーグなど、自分の好きな麻雀に専念できるから、より楽しくなる気がしています。プロとしてのプライドなど、勝負に対するさまざまなしばりが減ることで、気持ちもラクになっているんですよね」

そう笑う井出にとって麻雀とは――。

「私の場合はほとんどのことを麻雀で学んできました。人間性も出る本当に摩訶不思議なゲーム。ツイていないとか、マナーの悪い人とはやりたくないなどと言うのは自分本位のわがままですね。麻雀に対する向き合い方はその人の鏡、自分のことを映してくれるゲームなので、私もだいぶ成長できたかなと今になってやっと感じられるようになりましたね」

☆いで・ようすけ 1956年2月15日、東京都生まれ。日本健康麻将協会初代代表。麻将連合初代代表。全日本健康麻将協議会顧問。主な獲得タイトルは名人位のほかに第19期最高位、第2・4・12回王貞治杯ビッグワンカップ、第28期王座、第15期将王など。麻雀番組「THEわれめDEポン」で初回放送から解説を務め、ファミコンソフト「井出洋介名人の実戦麻雀」ではCMにも登場。「東大式 麻雀に勝つ考え方」「マンガでわかる!東大式麻雀 点数計算入門」など“東大式”と銘打った入門書や戦術書を100冊近く出版。

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