【ＭＬＢ】ホワイトソックスが「悲惨」で「恥ずかしい記録」２１連敗の次はＰＳ争い最速脱落

アストロズ戦に先発したフレクセン（ロイター＝USA TODAY Sports）

もうどうにもならない…。ア・リーグ中地区の最下位に沈むホワイトソックスが１７日（日本時間１８日）のアストロズ戦に１―６で完敗を喫した。

初回に１点を先制したものの、先発したフレクセンが２者連続適時打を含む５連打で３失点。こうなるとチーム打率２割２分に低迷する打線に劣勢をはね返す力はなく、投手陣も小刻みに追加点を許して大敗した。

米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「絶対的に恥ずかしい記録を樹立」との見出しで「ホワイトソックスの悲惨な２０２４年シーズンは、これまでどのチームも陥ったことがない深みへ落ち続けている」と酷評した。今季は投打に振るわず、ア・リーグ記録の２１連敗も経験。２１世紀最悪となる２２連敗こそ免れたが、この日までの直近３０試合で２７敗目となった。同メディアは「３０勝９４敗となったホワイトソックスのプレーオフ出場資格は数学的に消滅した。１９６９年に地区制が始まって以来、ポストシーズン争いから脱落した最も速いチームとなった」と伝えた。

また「ヤード・バンカー」も「ホワイトソックスは間違った歴史を作り続けている」とバッサリで「それ以前の記録は２０１８年のオリオールズの８月２０日だった。チームが心配するべきは野球史上最悪の成績で終わるかどうかだ」と厳しい論調だった。

現行の１６２試合制となってからの最低勝率は０３年のタイガースが記録した「２割６分５厘（４３勝１１９敗」。現状のホワイトソックスは「２割４分２厘」で、残り３８試合で１４勝以上が必要となるが果たして――。