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【中日】本格覚醒の細川成也 仁村編成統括はタイトル争いで「もっと成長していく」と期待

東スポWEB / 2024年8月19日 5時9分

6回、適時打を放った中日・細川

中日は18日の阪神戦(バンテリン)に8―4で快勝。4番・細川成也外野手(26)が5打数4安打4打点の大爆発でチームに5カードぶりの勝ち越しをもたらした。

細川は2回に中前打を放って波に乗ると3回二死一、二塁の場面で勝ち越しの右越え2点適時二塁打をマーク。4回には中前適時打、6回にも左前適時打を放ち「素直にうれしいです。めったに打てるものじゃないので、打てる時に打てて良かった」と笑顔。立浪監督も「クリーンアップが打てば点が入るように野球はできていると思います」と細川の活躍に目を細めた。

これで細川は打率3割2厘(セ2位)、16本塁打(同5位)、52打点(同5位タイ)と打撃3部門とも上位。124安打は12球団最多で自身初のタイトル獲得も射程に入ってきた。

細川は2022年12月に行われた現役ドラフトでDeNAから中日に移籍。昨季は打率2割5分3厘、24本塁打、78打点の成績を残したものの夏場に成績は下降した。今季は暑い夏になっても好調をキープしているが、仁村編成統括は「あれだけヒットが出るのはすごい。今年の細川は考えながら打っていて、去年よりもさらに成長している。力を抜いて打っている場面もある」とレベルアップしていると分析。「タイトルは分からないが、タイトル争いをすることでもっと成長していくはず」とさらなる上積みに期待している。

打率3割復帰にも「まだ試合もありますし、何とも言えないです。何とか一本でもヒットを多く打っていけるように。(打率を)落とさないのが一番ですけど、そういうわけにもいかないと思うので、四球だったり簡単にアウトにならないようにしたいです」と謙虚に語る竜の主砲。5位に浮上し、3位・阪神とは7ゲーム差あるが、完全覚醒した細川が打ちまくれば〝奇跡〟の足音が聞こえてくるかもしれない。

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