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【ソフトバンク】笑顔が消えた牧原大成…グラついた「堅守」立て直しのヒントとは

東スポWEB / 2024年8月19日 6時18分

5回、先制ソロを放ちナインに迎えられるソフトバンク・牧原大(右)

パ首位を快走するソフトバンクは18日のロッテ戦(みずほペイペイ)に2―1で競り勝ち、9カード連続の勝ち越しを決めた。

両リーグ最速で70勝に到達し、貯金は今季最多タイの「35」。優勝マジックは一気に2つ減って「23」、2位・日本ハムとは今季最大の13ゲーム差に広がった。疲労が蓄積する夏場でも1か月以上も連敗なし。そんな中でも昨春WBCで世界一に輝いた牧原大成内野手(31)にとっては特別な1日となった。

「自分のミスで負けた」と言い切った前日の失策を5回の決勝ソロで取り返したからではない。試合前に練習後に本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ(39)に呼び止められた。「本多コーチから話をしてもらって、ありがたかったです」(牧原大)。球界屈指の球際の強さで幾度もチームを救ってきた。先月15日に右脇腹痛から2か月半ぶりに一軍復帰。ただ、持ち味である堅守がグラついた。先月末の楽天とのカードで3試合連続の失策。自然と笑顔が消え、この日放った今季1号にも一切表情を変えなかった。

プロ14年目の31歳でキャリアの折り返しに差しかかっている。太く長い野球人生を歩むために本多コーチは「気づきが必要」と熱心に説いた。牧原大は内外野をハイレベルにこなすユーティリティープレーヤーとして地位を築いた。二遊間、中堅守備を繰り返す中で培われたものがある。今季は二塁だけで勝負。立場と環境が変化した一方で失われたものもある。本多コーチは「誰も助けてくれない厳しい世界」だからこそ「自分自身で原因を考えて気づくことの大切さ」を伝えた。

守備で重要な「足の運び」。異なるポジションをこなす中で本職に生きるものもある。30歳を過ぎて体力的な衰えや勤続疲労も出てくるが、打ち勝たなければ淘汰されてしまう。

「もう一回、足を動かしながらボールに入っていく練習だったりを『2人でまたイチからつくり上げていこう』という話をした」(牧原大)

育成入団からド根性ではい上がってきた男はまだまだ歩みを止めない。

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