1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

松山英樹米ツアー10勝! 盗難アクシデントめげず初の年間王者へランク3位浮上

東スポWEB / 2024年8月19日 10時49分

トロフィーをかかげ笑顔の松山英樹(ロイター)

米男子ゴルフの年間王者を決めるプレーオフ第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」最終日(18日=日本時間19日、テネシー州メンフィスのTPCサウスウインド=パー70)、単独首位から出た松山英樹(32=LEXUS)が、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算17アンダーで節目の米ツアー10勝目を挙げた。後半に一時は首位から陥落するピンチも、上がり2ホールのバーディーで逃げ切った。

2位に5打差をつけて迎えた最終日最終組。出だしからパーを重ねスコアが動かなかった中、8番パー3で12メートルを流し込んでこの日初バーディーを奪う。前半に1つ伸ばし、5打のリードを保ってサンデーバックナインに突入すると、11番パー3で6メートルを入れるも、直後の12番パー4で1メートルを決められず、3パットのボギーを叩いてしまった。

やはり簡単には勝たせてくれない。さらに試練は続く。14番パー3。ティーショットはグリーン右側の池に入れてしまう。3打目でアプローチを2メートルに寄せて、ボギーでしのいだものの、2位タイ勢が2打差に迫っていた。さらに15番パー4ではティーショットが右ラフに行ってしまうと、パーオンできず。奥のラフからのアプローチをミスして4オンからの2パット。痛恨のダブルボギーで首位から陥落した。

その後、16番パー5はパーにとどまり、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)が17番パー4をボギーとし、通算15アンダーでホールアウトしたザンダー・シャウフェレ(米国)とともに首位タイに。一転して混戦模様となった優勝争いとなったが、12~15番で4つ落とし、16番でバーディーを取れなかった松山が、上がり2ホールで生き返った。17番パー4で8メートルをねじ込んで単独トップに返り咲き、右こぶしを握り締めた。1打リードで迎えた最終18番パー4はバーディーで締め。優勝が決まると、安堵の表情を浮かべた。

松山の最終日首位スタートは今回で7度目だが、単独首位から出たマスターズなど過去3回はいずれも勝っており、この日の優勝で4戦4勝となった。データ上は勝利の可能性が高かったとはいえ、一度は首位を明け渡した後に、難しい17、18番でバーディーと、世界屈指のショット力にパターが入ってくれば、“無敵”ということが改めて証明された。しかも、エースキャディーの早藤将太氏らがパスポートを盗まれ、再発行の手続きなどでコンビを組めないアクシデントの影響を感じさせなかった。

節目となる10勝目を挙げた松山は「10勝目とプレーオフで勝つことできたのはうれしい」と喜んだ。苦しんだ後半については「アグレッシブにいきづらい感じはあった。後半になって、ショットが乱れ始めて無理しなくていいところで、(ティーショットを池に入れた)14番なんて同じ組のニック・ダンラップがピン筋にいくと、状態がよくないからこそつられてしまった。それでも17、18で(バーディーを)取ることでよかった」と振り返った。

結果的に勝負を決めた17番のパットについては「入れば楽に18番に行けるなと思っていたけど、そこは考えず無心で打ったら入った」。これで初の年間王者という“金メダル”へ、ポイントランキングは3位に浮上した。プレーオフ残る2戦に向けて松山は「体の状態もあるので、しっかり準備してゴルフの状態も上げていけたらいいと思う」と表情を引き締めた。今後の期待が膨らむ1勝となった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください