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自民総裁選出馬の小林鷹之氏〝想定内〟だった?「有力な支援者に統一教会の関係者」の追及

東スポWEB / 2024年8月20日 6時5分

さっそく会見で追及された自民党・小林鷹之氏

9月の自民党総裁選に向けて19日、小林鷹之前経済安全保障担当相が一番手として名乗りを上げた。会見した小林氏は「新たな自民党」になることを約束。一方で知名度に課題があることも事実だ。先日は趣味のランニングをしているところを報道陣にアピールしていたが、どんな作戦を考えているのか。

「当選4回、40代、普通のサラリーマン家庭で育った私が派閥に関係なく、今、この場にこうして立っているその事実こそが自民党が本気で変わろうとする象徴になる」

こう宣言し「私はすべての党員、そして国民の皆さまに約束します。新たな自民党に生まれ変わることを、夢と希望を感じられる社会を作ることを、そして皆さんと一緒に世界をリードする日本を作ることを」と約束した小林氏だが、知名度はまったくない。

立候補がうわさされる石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境相、河野太郎デジタル担当相などと比べると、小林氏のことを知らない国民は多いだろう。本人も自覚があり「知名度がまず課題。まったく知名度がないところからのスタートですが、私は今回の総裁選を単なる顔見せとかそういう思いでは臨んでいない。仲間と共に勝ち抜く覚悟で臨んでいる」と話した。

今後は「全国各地を飛び回る。また、今はインターネット社会ですからユーチューブのライブとかをしようと思っています」と作戦を明かした。

18日にはランニング姿を報道陣に公開。普段の姿を報じてもらうことで知名度向上の狙いがあったのだろう。もっとも、これにはSNSで「わざわざ報道しなくていい」「提灯記事だ」とネガティブな反応も寄せられており、もろ刃の剣だ。

今後もこうしたメディア露出を狙っていくのか。小林氏を支援する自民党議員は「いや、あざといことはしない。メディアとしてはあった方がいいのかもしれないけど」と、地道にやると話した。

東大法学部卒で大蔵省(現・財務省)に入省。ハーバード大への留学経験もある。あざとさとは逆の真面目さがセールスポイントの一つとなっているが、懸念もある。

過去に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が主催するイベントに参加したことを報じられていたのだ。ジャーナリストの鈴木エイト氏はX(旧ツイッター)で小林氏がイベントで公明党と比較する形で旧統一教会を持ち上げる発言をしていたと指摘していた。

この件について質問された小林氏は「ご指摘いただいた発言をした記憶は一切ありません」と否定。続けて「過去に選挙支援も金銭のやり取りも一切かかわりがなく、今後も持つつもりはない」と、それ以上の関係はないと強調した。

鈴木氏本人も質問し「有力な支援者に統一教会の関係者がいる。統一教会に対して岸田総裁以上の厳しい対応をとれるのか」と追及。小林氏は食い気味に「厳しい対応を取ります」と明言した。一方、支援者の件には「プライバシーに関わるので思想信条について聞くことは限界があることを認識いただきたい」と話した。

食い気味に返答したあたり、質問は想定していたようだ。「今回は〝あえて〟フリーランスを含めて皆さんに会見へ来てもらった。おそらく彼ならしっかり答えられるだろうという思いもあったので」(前出の議員)と、疑惑に答える場を作ったという。

真面目さで乗り切れるか。

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