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【マリーゴールド】ジュリア「あの時、自分がこうなるなんて…」 渡米目前で明かすイヨ・スカイ&カイリ・セインへの思い

東スポWEB / 2024年8月20日 6時6分

「国内ラストマッチ」で桜井麻衣を下し、胸中を語ったジュリア

偉大な先輩に続けるか。女子プロレス「マリーゴールド」の〝お騒がせ女〟ジュリア(30)が世界最大のプロレス団体、米「WWE」のトップ戦線に君臨する「ダメージCTRL」のイヨ・スカイとカイリ・セインを目標に掲げた。19日の後楽園ホール大会では「カウントダウンFINAL」でまな弟子・桜井麻衣(33)相手に有終の美を飾り、25日東京・新木場大会を最後に渡米予定。今後はイヨ、カイリが活躍するWWE挑戦が確実で、自らの手でアメリカンドリームをつかむ。

桜井との一騎打ちを終えたジュリアは、いよいよ海外マット挑戦の実感がわいてきた様子。取材に対し「プレッシャーはめちゃくちゃある。でも、私は日本代表で行くので。背中を押してくれた(代表のロッシー)小川さんやファンのみんな、仲間たちに恥じないように輝いてみせます」と晴れやかな表情で語った。

プロレスファンだったジュリアは、2017年8月にアイスリボンでデビュー。19年6月のWWE日本公演(両国国技館)で凱旋勝利したカイリの姿に目を奪われた。

「両国のスクリーンにカイリが映されて『WWEスーパースター』って紹介されている姿を見てすごいなって。その帰りにたまたまイヨさんと会って握手してもらった。完全にファン時代の思い出です。あの時、自分がこうなるなんて一つも想像はしてなかった」

世界を意識し始めたのは19年11月にスターダムに移籍してからだ。20年度のプロレス大賞「女子プロレス大賞」を受賞して日本のトップに立ったこと、さらに昨年5月にカイリとアーティスト王座戦で初遭遇したことが一つのきっかけになった。「一瞬、向き合っただけで、体中の穴という穴からオーラが出まくってて…。『あ、これが世界を旅した女なんだ』って思ったよ」と振り返るように大きな刺激を受けた。

世界の壁を感じさせてくれたのがイヨだ。今年7月13日の両国大会にイヨの参戦が実現し、林下詩美と対戦。ジュリアは「あの試合は、格が違いすぎるなって実感させられた」と振り返る。

一方で闘志に火をつけられたのも事実だ。「先に(WWEへ)行かれてる先輩たちは、きっとたくさんしんどいことを乗り越えて今がある。自分もこれから大変なことは山ほどあると思うけど、絶対負けたくないなって。今まで自分が日本でやってきたものも(海外に)負けてはいないと思ってやってきた。だからこれからもっと自分を磨いて、まぶしい存在になって向こうで活躍する」という思いを強くした。

くしくもイヨ、カイリとも小川代表のもとで育ち、スーパースターに上り詰めた〝小川チルドレン〟だ。「お二人の活躍は日本の選手たちに夢を与えてきたと思うから、自分も絶対そういう存在になる!」と誓った。

壮行試合となる25日の新木場大会では、1人1分でジュリアとの対戦を希望する選手と戦う。ジュリア自ら来場を呼びかけたのが、アイスリボン時代の師匠・藤本つかさだ。

「ラストが決まって、頭の中にずっといた人は藤本つかさ。退団してから他の選手とはリングで向き合ったことがあったけど、彼女とはあの日で時間が止まったまま。私の原点の人なので、最後に向かい合わないと一生心残りになって引っかかったままになると思った。19日が最後と言っていたから、ファンの人にも桜井にも申し訳ないけど、最後のわがままを許してほしい」

お騒がせ女が最後の最後まで、日本マットをかき乱す。

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