【ＭＬＢ】ブルージェイズ投手が持論 最下位に沈む理由は「大谷翔平を獲得できなかったから」

クリス・バジット（ロイター＝USA TODAY Sports）

ドジャース大谷翔平投手（３０）についてブルージェイズのクリス•バシット投手が１９日（日本時間２０日）、米スポーツメディア「ＪＭ Ｂａｓｅｂａｌｌ」のユーチューブ番組「ザ•クリス•ローズ•ローテーション」に出演し、「今年のブルージェイズについて言えることは、７億ドルを投じて大谷翔平を獲得できなかったことに起因する。それが現実だと思う」とコメントし、話題を呼んでいる。

バシットは、５８勝６６敗でア・リーグ東地区最下位のチーム状況は、オフに大谷を獲得できなかったブルージェイズが別のエリート選手獲得に軸足を移すことができず、チームの要であるウラジーミル•ゲレロ内野手を打席でサポートできないことが大きな要因だと心中を明かした。

「現代の野球では、スーパースターが３人か４人必要だ。それがリアリティ。本当に優秀なチームを見ればわかる。彼らはスーパースター１人ではなく、３〜４人でやっている。それが今の野球の本質であり、それを元に先発投手、ブルペンの起用法が組まれている。ライナップで打てる選手が１〜２人しかいなければどれだけその選手が良くても（チームは）良くなれない。不可能だと思う。もっとブラディ（ゲレロ）を守ってあげなければならないし、去年の（良かった）ブルペンは全て失われてしまったから、ブルペンをもっと強化しなければならない」

バシットは、「球団は正しいことをたくさんやっている。直せる問題、直せない問題、色々ある」と、あくまで会話の中で大谷の名前を出したに過ぎないが、スポーツ•イラストレイテッド誌、スポーツネットＬＡ、トロント•サン紙など「ブルージェイズのクリス•バシットは、チームの負けシーズンの原因は大谷翔平獲得の失敗だと非難した」などと大きく取り上げている。