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【ノア】11月引退の齋藤彰俊 松永光弘から長州力まで…レスラー人生34年〝強烈〟だった出会い

東スポWEB / 2024年8月20日 11時10分

――維震軍はエピソード抱負だ…

齋藤 博多に有名な鉄板焼き屋があって、橋本(真也)さんが若手を連れて「好きなだけ食え」みたいな感じで食べていた。「お前らも来い」と言われたけど、敵対していたんで、行かなかったんです。そのあと歩いていたら、サンダルにワールドプロレスリングのTシャツを来た越中さんがラーメン屋に並んでいたんですよ。それを見た時に「本隊には勝てないな…」と思いました。

――維震軍は7年くらいだったが、多くのファンの記憶に残っている

齋藤 当時は(蝶野正洋率いる)nWoがあって、そっちはファッショナブルでかっこよかった。自分たちは商店街のオヤジの集まりみたいな感じだった。そういう人間味の臭さも良かったのかもしれないですね。それに維震軍は誰もかっこつけてなかった。ていうか、かっこいい人がいなかったですから(笑い)。

――維震軍で出会ったカブキが師匠になった

齋藤 最初、越中さんに言われたのが「いいか、カブキさんと一緒に飲みに行ったらダメだぞ」だった。でも、いつも飲みに行ってましたね。師匠が「テキサススタイル」っていう飲み方を教えてくれたんです。ジャックダニエルのショットとビールが並んで、それを交互に全部〝一気〟していく。これ、みんな倒れます。「テキサスってすごい飲み方をするんだ」と思っていて後輩にも伝えたんですけど、2年前ですかね。「あれは俺が考えたんだよ」って言ってました(笑い)。師匠からプロレスの心構えや受け身を教えてもらいましたし、出会えたことは大きかったですね。

――新日本には憧れだった長州さんもいた

齋藤 新日本に乗り込んだころ、小林さんとの試合が盛り上がったからだと思うんですが「お前は10年かかるのを1日でやったよ」と言ってくれた。うれしかったですね。あとK―1が世に出てきたころ、自分にオファーがあったみたいなんですよ。その時、長州さんから「お前は負けるわけない。考えてみろよ、新日本プロレスの選手がいてスタッフがいて、それぞれ家族がいる。そういうやつらを背負っているんだから、負けるわけねえだろ」と言われました。K―1には出ませんでしたが、あの言葉は今でも心にしみていますね。

――怖さもあったと思うが

齋藤 サイパン合宿に行く時なんですが…。空港でトイレに入ったんです。そうしたらトントンって叩かれて「入ってるな?」と。声で長州さんだってわかるじゃないですか。落ち着いてできないから、他のところにいってくれないかなと思っていたら、洋式トイレが少ない時代だったからずっとおられるんですよ。またトントンとノックされ。これはダメだと思って外に出たら「テメー、いつまでクソしてんだコラー!」と怒られました(笑い)。

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