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自力V消滅、4年連続負け越し決定…DeNAはナゼ広島にカモにされるのか?

東スポWEB / 2024年8月20日 11時43分

三浦大輔監督(右)

【赤ペン! 赤坂英一】毎年「今年こそ優勝を」とファンに期待されるDeNAだが、今年もまたその願いはかなえられそうにない。Bクラスに沈み、自力優勝が消滅した先週14日、これからの戦いで最も重要なものは何か、と三浦監督に聞いた。

「諦めないことですね。(優勝の)可能性はまだゼロじゃないから」

しかし、指揮官がそう強調した当日の試合で、首位・広島に逆転サヨナラ負け。2点リードで迎えた9回、守護神・森原をつぎ込みながら、菊池に3ランを浴びた。これで広島に4年連続の負け越しが決定。しかも6勝13敗とセ5球団で最もカモにされている。

なぜこれほどの大差がついたのか。負け投手となった森原が、試合後にこんな気になることを言った。

「(9回先頭の)小園に打たれた二塁打も、菊池さんの本塁打も球は悪くなかった。コースも球威もいいボールがいったのに、(力で)上回られた。試合前にミーティングをして、データも見て球を選択したんですが、そのボールを打たれました」

DeNAバッテリーは広島に完全に手の内を見透かされていたらしい。そこで思い出したのが、昨年のCSファーストステージ。8回に東、山本のバッテリーが二塁走者だった代走・羽月に走られた場面である。

この時、羽月は次打者・菊池への初球で三塁を陥れた。その理由を、NHKのニュース番組で「絶対にけん制はないと思っていたから」と明かしている。羽月の三盗の直後に菊池のスクイズが決まって同点。DeNAの絶対エースも、広島の代走要員から見れば隙だらけだったのだろう。

CSで2連敗した後、「全てにおいて向こうが上だった」と三浦監督は声を絞り出した。あの敗戦談話が、菊池に逆転サヨナラ弾を浴びた森原のコメントと重なる。

広島は昔からDeNAをカモにしていたわけではない。石井チーフ打撃コーチが広島にいた2015年は、DeNAが対戦成績15勝10敗と逆に圧倒していたのである。その広島の強化と連覇に貢献し、いま古巣のDeNAで指導している石井コーチは何を思うのか。

「カープのように暑くてもグラウンドで打撃練習してる選手が多いチームは強いんです。ウチでも戸柱や京田が、外で打ちたいから(打撃投手として)投げてください、と僕に言ってきます。そういう先輩に続く若手がもっと出てきてほしい」

残念ながら今季優勝の可能性はゼロに近づきつつあるが、チームの伸びしろはまだまだ大きい、と信じたい。

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