小泉進次郎氏に自民党総裁選への出馬報道 党内は「誰が推薦人になるか」に注目

「世襲総理」を目指す？小泉進次郎氏

小泉進次郎元環境相が自民党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）に出馬する意向を周辺に伝えたというニュースが流れた。

進次郎氏は１８日、総裁選に関して「真剣に考えて判断したい」と述べるにとどめており、立候補の意向はまだ正式に行っていない状況。だが、派閥パーティー収入不記載事件で国民の信頼を失った同党から進次郎氏に対し「党の刷新に向けてインパクトあるポジショニングにいる」と待望論が出ていた。

そんな中、２０日に一部メディアは「小泉進次郎氏、自民総裁選に出馬へ」と報じた。総裁選立候補に必要な国会議員の推薦人２０人を確保する見通しも立った伝える報道もある。

これを受けて同党国会議員は「支援する議員たちと会合を重ねているのは知っていた。４０代の小林（鷹之）氏が出馬すれば、進次郎氏も総裁選に出るとみていた。注目は誰が推薦人になるかです」と話した。

進次郎氏は前回の総裁選（２０２１年）で、石破茂元幹事長と協力して河野太郎デジタル相を支持し「小石河連合」と呼ばれた。

「菅義偉前首相は石破さんや河野さん、加藤勝信元官房長官が出馬した場合、進次郎さんを支持するとみられている。選挙区（衆院神奈川選挙区）が同じで近い距離にいます。党内で早期解散論が出る中、進次郎氏は〝選挙の顔〟として期待されているのは確かです」（同党議員）

総裁選をめぐっては１９日に〝コバホーク〟こと小林前経済安保相が正式に名乗りを上げている。永田町関係者は「進次郎氏は名前が挙がっているほかの候補たちの動きをみた上で来週以降、正式に立候補する可能性があります。すでに岸田首相が所属した宏池会の議員たちからは、進次郎氏推しの声が出ています」と指摘している。