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渋野日向子が涙の棄権から1週間で全英女子OPへ 過密日程に〝物言い〟も

東スポWEB / 2024年8月21日 5時4分

渋野日向子(ロイター)

米女子ゴルフツアーメジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(英スコットランドのセントアンドリューズ・オールドC)は22日に開幕する。2019年大会を制した渋野日向子(25=サントリー)は、今季の復調ぶりから全英2勝目を期待されていたが、前週は負傷で途中棄権。万全の状態で臨めるか不安視される中、ツアー参戦スケジュールに〝物言い〟がついた。

渋野は「全英女子」の前哨戦に位置づけられる前週の米、欧州ツアー共催「ISPSハンダ・スコットランドオープン」初日(15日)に、インスタートの14番のティーショットを放った後、涙を流して棄権を決断した。左の股関節から臀部(でんぶ)にかけて痛みがあった模様。今週は19日に会場のセントアンドリューズで練習ラウンドを行ったが、その回復状況が気がかりだ。

今回の負傷との因果関係まで特定できないとはいえ、かねてツアー関係者から過密日程を懸念する声が上がっていた。7月の「エビアン選手権」(フランス)の翌週から米本土で2連戦をこなし、その後は一時帰国して国内ツアー「北海道meijiカップ」に参戦。今季国内初参戦で予選落ちを喫し、再び渡欧して迎えた「スコットランドオープン」でアクシデントが発生した。

単純比較はできないものの、古江彩佳(24=富士通)が「エビアン選手権」でメジャー初勝利を挙げた後、1か月間オフを取り、全英前哨戦から復帰して3位フィニッシュ。大舞台へ弾みをつけた。それだけに、あるベテランツアー関係者は「シーズン中なので休むことが全てではないが、全英女子前の日程は、もう少し気を使ってもよかったのでは。なるべく長距離移動を避けるとか考えられる方法はあったはず」と指摘した。

参戦日程に疑問符をつけられたのは、今回が初めてではない。昨年は左手親指つけ根付近を痛めていた時期も試合への出場を続けていたが、ネット上などでは治療専念を勧める声が上がっていた。また、米ツアー本格参戦1年目の22年には、5月に一時帰国して国内ツアーに参戦した後、〝ぶっつけ〟で「全米女子オープン」に臨むことになった。その時も、あるベテラン男子プロが「なんでこの時期に戻るのかな」と首をかしげていたほどだ。

もちろん渋野陣営は検討を重ねた上で決定したのだろうが、息の長い活躍をしていくためにはスケジュール調整も重要な要素となりそうだ。

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