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【巨人】新日本プロレス・棚橋弘至が若手に〝逸材の極意〟伝授「大事なことは、やはり『チーム愛』」

東スポWEB / 2024年8月22日 5時9分

若手たち〝逸材の極意〟を送った棚橋

シ烈な戦いを続ける阿部巨人に緊急エールだ。セ・リーグ2位の巨人は21日に首位を走る広島との直接対決(東京ドーム)で4―1で逆転勝ち。連敗を免れ、今カードでのマジック点灯も阻止した。そんな大勝負で始球式を務めた新日本プロレス社長兼選手の棚橋弘至(47)を直撃。躍進を続ける若手たちに送った〝逸材の極意〟、さらには天王山を勝ち抜く心得とは――。

絶対に負けられない戦いを制したのは、主砲のひと振りだった。1―1の8回無死二、三塁で4番・岡本和真内野手(28)のバットが火を噴いた。この回から登板したハーンの初球を完璧に捉え、左翼席へ値千金の3ラン。打った瞬間に誰もが確信した一撃は阿部慎之助監督(45)の7年連続に並ぶ20号となった。

これには阿部監督も「いやあ、もうすごい集中力で。素晴らしい本塁打になりました」と賛辞を惜しまなかった。今カードで3連敗を喫すれば、広島に今季初のマジックが点灯する重要な首位対決。ただ、この日の勝利で阻止し、再び1ゲーム差に肉薄した。

そんなシーズンの行方を左右する一戦のファーストピッチに登場したのが棚橋だった。「100年に一人の逸材」らしく背番号100のユニホームに袖を通し、力強く投じた白球はノーバウンドでミットに吸い込まれた。

元高校球児で一時はプロ野球選手も夢見た棚橋は、大役を果たすと「今だったら何でも答えられます!」とご機嫌で会見場へ。「(高校時代の)甲子園予選は残念ながら2回戦で負けてしまったんですけど…。紆余曲折を経てこうしてプロのマウンドに立つことができて感無量でした。だいぶ遠回りしましたけど(笑い)」とはにかんだ。

棚橋はイベント終了後の直撃にも快く応じ、優勝をにらんだヒリヒリとした上位争いを続ける巨人に熱いメッセージを寄せた。今季のチームは7回に同点適時打を放った浅野や門脇、船迫など生え抜きの若手が台頭。未来を担う「逸材」たちがチームを支えている。さらなる飛躍を遂げるために棚橋が挙げたキーワードは「愛」だった。

「大事なことは、やはり『チーム愛』ですかね。自分も新日本プロレスが大好きで入りました。所属チームへの愛が強ければ頑張れますし、どんどん強くなれる。若手の皆さんも何よりも巨人を愛してほしいですね」

残り試合も少なくなり、今後はさらなる重圧がのしかかってくる。いわゆる「天王山」もやってくるだろう。ただ、そこを乗り越えられなければ4年ぶりのV奪回も見えてこない。

幾多の修羅場をくぐり抜けてきた棚橋は「僕の場合は自分のため、というよりはファンのために戦ってきた。ファンの方が盛り上がれるように、楽しんでもらえるように、と意識してると自然と力が出るんです。選手の方々もぜひスタンドのファンへの思いを力に変えてほしいです」と力説した。

くしくも、巨人の本拠地と新日プロが年間最大のビッグマッチを行う場所はともに東京ドーム。プロレスの聖地・後楽園ホールも目と鼻の先だ。

「今の時代はネット環境が充実しているので、どこからでも試合を見ることができます。水道橋から日本全国へ、ここをエネルギー発信の中心地としましょう!」

伝統球団に闘魂を注入するだけでなく〝水道橋同盟〟まで呼びかけた棚橋。指揮官就任1年目から阿部監督に課せられた覇権奪回を「チーム愛」で乗り越えられるか。

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