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自民総裁選ポスターが「アウトレイジ」でざわざわ… 大手広告代理店とタッグ「話題になれば狙い通り」の声

東スポWEB / 2024年8月22日 6時12分

「アウトレイジ」と話題の自民党総裁選ポスター

自民党は21日、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)のポスターと動画を公開した。歴代の総裁26人をちりばめたポスターを巡っては早くもカンカンガクガクだ。

発表されたのは「THE MATCH 時代は『誰』を求めるか?」のコピーとともに自民党の総裁26人の躍動感ある写真を配置したものだ。自民党総裁では河野洋平氏、谷垣禎一氏以外はすべて首相になっていて、24人の首相が並んだ壮観なつくりでもある。

初代デジタル相でもあった平井卓也広報本部長は「自民党が戦後一貫して、日本の政治をけん引してきた歴史と実績。そして単なる政党のリーダーを決めるのではなくて、日本のリーダーを選択する選挙であるという重責と歴代総裁の思いを受け継いで、日本の未来を切り開いていくという覚悟を示した」と話し、党写真部が所蔵している7万枚以上の写真から厳選し、AIも使用して作成したという。

もっとも、ツッコミも殺到している。安倍晋三元首相が中央で他の総裁よりも大きく、ひと際目立つほか、右下には小泉純一郎元首相も2番目の大きさでほほ笑んでいる。〝安倍推し〟に平井氏は「過去の総裁の仕事だけでなく在任期間も考えた。安倍さんがもう3260日でぶっちぎって、トップなんです。今の時代における認知度も考慮しながら作ったが、在任期間がベース」と説明した。

またロッキード事件で逮捕された田中角栄元首相、リクルート事件で退陣した竹下登元首相、芸者とのスキャンダル報道をきっかけに在職69日で終わった宇野宗佑元首相らも掲載されている。ネット上では「世襲、裏金議員のオンパレード」「本気で反省しているのか」と批判のほか、北野武監督の映画「アウトレイジ」の「全員悪人」のポスターと構成が似ているとやゆする声もあった。

このポスターは縦横バージョンで計1万枚を全国の関係先に配布、掲示するほか、動画も作成しており、屋外広告でも展開していくという。

「自民党の広報戦略チームは大手広告代理店と組んでの仕事も長けたもので、反感も含めて話題になれば狙い通り。総裁選は公職選挙法とは関係ないので、ビルボードやウェブでの広告展開もできる。総裁選は解散総選挙へ向けての事前運動にもなっていて、これ以上ない党のアピールになる」(永田町関係者)

総裁選の立候補者が確定した段階で、新たな掲示物やウェブ動画も製作されることになりそうで、メディアもネットも総裁選でジャックする魂胆だ。

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