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【ソフトバンク】試合前に二軍降格決定… プロ初アーチの石塚綜一郎に小久保監督がかけた言葉

東スポWEB / 2024年8月22日 6時12分

ソフトバンク・石塚綜一郎

パ首位のソフトバンクは21日の楽天戦(楽天モバイル)に1―2と逆転サヨナラ負けを喫した。9回に守護神の松本裕が辰己に同点打、阿部に劇打を献上。7月14日以来の連敗となった。

先手を奪ったのは鷹だった。5回に「7番・DH」でスタメン出場の石塚綜一郎捕手(23)が先制の1号ソロ。2019年ドラフト育成1位入団の石塚は、先月末に支配下登録を勝ち取った。

この日が3試合目のスタメン。2回の第1打席で中前打を放ってプロ初安打をマークし、勢いそのままに2打席目で自慢の長打力を発揮した。「今まで取り組んできた(左翼)ポール際の打球が切れずにフェアゾーンに返ってくる理想の打撃ができた」と自画自賛のプロ初アーチだった。

投手戦となった試合は守護神が締めて零封リレーが完結するはずだったが、土壇場で暗転。そんな仙台の夜にプロ野球の厳しさがあった。痛恨の逆転サヨナラ負けもそうだが、12球団屈指の戦力を誇るチームゆえの激しいサバイバル――。石塚の二軍降格は試合前に決まっていた。本職は捕手で出場機会を増やすため外野、一塁に挑戦しているが、技術と経験がまだ足りない。背部痛から復帰する中村晃と入れ替えでファーム行きを通達された。

石塚は7回の第3打席で四球を選び、全3打席で出塁を果たした。試合後、小久保監督は複雑そうな表情で自ら石塚の二軍行きを説明。チーム事情を強調した上で「今いるメンバーが全然ダメな時にすぐ呼べる状態を維持してほしい。石塚がこの形で落ちて、ファームでどんな姿でやっているかはずっと注目して見ていく」と熱いメッセージを送った。

プロ初安打、初ホームランで最高の輝きを放った直後の二軍行き。それでも石塚は「最後に大きな爪痕は残せたけど、最初(7打席)打てなかった反省をファームで何とかしないと今度呼ばれる第1候補にはなれない」と自分に言い聞かせるように話した。〝同情はいらない〟という苦労人の顔がたくましかった。

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