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【今が〝旬〟~このレーサーに乗れ~】岡村慶太「何が変わったかと言ったら『何もしていない』ということ」

東スポWEB / 2024年8月22日 11時9分

岡村慶太

◇岡村慶太(36)福岡支部104期

7月の徳山から芦屋→戸田→直前の若松と4節連続優出中だ。

それでも「特に好調とは感じていないです。去年と今年で何が変わったかと言ったら『何もしていない』ということ。去年まではペラを自分の形とかいろいろやっていたけど、今年は何もしていない。だからなぜこんなに着が取れているかが不思議なくらいです。僕自身、調子がいいとは思ってないんですよ。気づけば点数も増えているし、優出回数をある程度を重ねているなという感じ」とサラリと言う。

ただ、好調の要因に〝心当たり〟はある。

「あまり欲を出さずにやっているから、うまく着が取れているというのがあるのかもしれません。以前は絶対に優勝とか、優出しなきゃいけないとかという意識でやっていた。でも最近は無事に帰ってこられれば…と。そういう気持ちが逆に無欲の勝利というわけではないけど、うまいことかみ合っているのかな」

こんな心境にたどり着いたきっかけは昨年10月の芦屋優勝戦での首の負傷だった。2か月以上、戦線離脱。12月には地元・芦屋GⅠ・71周年の斡旋も入っていたが「僕は出たかったけど、ドクターストップがかかりました」というほどの重症だった。

気持ちも一新して臨んだ復帰戦、今年1月の芦屋GⅢ企業杯でいきなり優出(5着)。自己最多優出は2017年の17回、優勝は2020年の5V。今年はここまで13優出2Vで優出、優勝回数ともに自己最多を更新するペースだ。

好調モードの中で周囲への感謝も忘れない。「後輩や先輩に助けられているなと思う。ペラとかもこんな形があるとか教えてくれたり。周りのサポートが非常に大きいと思うし、それが一番ですね。それ以外に思い当たる節がない。1人だけでは潰れていたと思う。戸田もそうだった。仲のいい後輩の竹井貴史と一緒だった。久々に一緒にやるから、それで頑張ってみようと思って気合が入った。その戸田から優出続きになったんですよ」と明かす。

3月下旬からの戸田で優出すると4節連続優出。5月中旬からは住之江、児島で連続Vなど3節連続優出。そして、現在、継続中の4節連続優出という勢いだ。

この快進撃の中でも「復帰できただけでもヨシです。今はA1級に残れたら…。それが目標ですかね」としっかりと足元を見つめている。周囲に感謝し一走一走を確実に走り切る。負傷で走れないという苦しい時期を経験したからこそ得た思いが好調の土台になっている。

☆おかむら けいた 1988年2月8日生まれ。福岡支部の104期生。福岡県出身。2009年5月6日に若松でデビューすると3日目の8日、初出走から4走目で初勝利。2013年3月の若松で初優勝。通算32V。同期には中田竜太、浜田亜理沙、松田大志郎、藤山翔大、竹井奈美ら。

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