【卓球】張本美和の〝気配り力〟に周囲も感嘆「１６歳とは思えない」

会見でおそろいのポーズを決めた（左から）木原美悠、張本美和、平野美宇、長崎美柚、中沢鋭監督

卓球女子でパリ五輪代表の張本美和（１６＝木下グループ）の〝気配り力〟に周囲も感嘆だ。

パリ五輪の団体戦で銀メダル獲得に貢献した張本は、２２日に都内で行われたＴリーグ・木下アビエル神奈川の会見に出席。「始まる前は不安や緊張ばかりだったけど、たくさんの方々のおかげで戦い抜くことができて、すごく感謝している。銀メダルは重いなという感じですごいうれしい」と真夏の祭典を振り返った。

帰国後は早くも１５日に練習を再開。多忙な日々を過ごしているが「学校と卓球を両立させたい。あまり学校に行けてなかったので、しっかり勉強したい」と切り出した上で「Ｔリーグが五輪が終わってからの最初の試合なので、しっかりいいスタートを切れるようにしたい」と意気込みを語った。

この日の会見にはともにパリ五輪を戦った平野美宇（木下グループ）も参加。平野の出身地・山梨のテレビ局がローカルトークの質問を投げかけた際には、横にいた張本が自ら立ち位置をずらして平野のみが画面に映るように配慮する場面もあった。これには、卓球関係者も「本当に１６歳とは思えないですね」と目を丸くしていた。

パリ五輪を通じて卓球の盛り上がりが高まる中で開幕するＴリーグに向けては「いろんなところに行くので、足を運んでいただいて、みなさんに卓球を好きになってもらえるように、自分のプレーをしっかり出したい」と力強く宣言。世界屈指のパフォーマンスで魅力を発信していく。