【巨人】勝利目前で… ９回途中１失点の戸郷翔征が猛省「申し訳ない気持ちです」

９回、降板する巨人・戸郷（左）と阿部監督

勝利目前にして…。巨人の戸郷翔征投手（２４）が２２日の広島戦（東京ドーム）に先発し９回途中１失点と好投も報われなかった。

エースの意地は見せた。２試合連続完封中と乗りに乗る戸郷は初回を三者凡退に抑える好発進を見せると、その後も勢いは止まらず。８回まで走者に二塁すら踏ませない投球で広島打線を寄せ付けなかった。

一方の打線は前回の対戦で完封負けを喫した相手先発・アドゥワを前になかなか得点が叶わず、投手戦の展開に…。それでも０―０で迎えた６回一死一、二塁から浅野が適時打を放つと、これが値千金の先制打となった。

１―０のまま接戦を制するかに思えた戸郷だったが、９回に広島打線の逆襲に遭う。安打と犠打で一死二塁のピンチを招くと、小園に痛恨の同点適時打を浴びて試合は振り出しに。勝利を目前にしてマウンドを降りた。

戸郷も「大事な一戦だったので、勝ち切らないといけないところで落としてしまったので申し訳ない気持ちです。最後の小園のところももっと厳しくいけましたし、それまではいけていたので。そういうところが今日の負けにつながったのかなと思います」と猛省。それでも残された広島戦での登板に向けて「すべて勝つ気でいかないといけないですし、借りを返さないといけないので、次はしっかりできればなと思います」とリベンジを誓った。