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【日本ハム】〝令和の怪物〟佐々木朗希を攻略 チーム全体で徹底した「狙い球絞り」

東スポWEB / 2024年8月23日 5時5分

5回、佐々木朗希から二塁打を放った清宮幸太郎

日本ハムがロッテ・佐々木朗希投手(22)に対し、無類の強さを見せ始めている。今季はすでに計5度も対戦しているものの、いまだ〝令和の怪物〟に白星を許していない。22日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも序盤から相手先発・佐々木から攻撃陣が次々と加点。中盤の5回までに6安打5四球で計4点を奪い、6回でマウンドから引きずり下ろした。

今季の佐々木はシーズン序盤から好不調の波が激しいとはいえ、22日の試合前時点で12試合に登板し6勝3敗、防御率2・15。投球内容はそれほど悪くない。むしろ他球団は怪物右腕の160キロ直球と高速スプリットに手を焼いているのが現状だ。にもかかわらず、なぜ日本ハムは佐々木を苦手とせず攻略できるのか。選手個々の成長もさることながら、チームにはある傾向が見え隠れする。その一つがチーム全体で徹底している「狙い球絞り」だろう。

佐々木は前記した通り、剛球とスプリットが主な武器。スライダーも投げるが、投球の主体はやはり直球かスプリットになる。そこでチームは佐々木の状態に合わせ、各選手に狙い球を指示。三振や凡打を覚悟の上で攻略に挑んでいる。

15日・ロッテ戦(エスコン)での対戦前、ある選手にこの点を聞くと「今後まだ対戦があるので作戦的なことは詳しく言えない」と前置きしながらも「狙い球を絞るのは徹底している」と打ち明け、こうも続けた。

「佐々木の場合、初回から全力で来られると直球とスプリットの見極めは相当難しい。ただ、最近は少し力を抜いて試合に入ってくることもある。そういう場合は比較的直球とスプリットの見極めはできます。スプリットを打てなくても見極められれば四球で出塁できますし。あとは各選手がチームの指示通り、対応していけるかどうか。ここまでは、それがみんなうまくできているのかもしれません」

この日も佐々木を攻略したパ2位のチームは3位・ロッテに4―3と競り勝ち、同一カード3連勝。一気に3ゲーム差へと突き放した。

他球団が難航する剛腕対策を一丸で〝打破〟する今の日本ハム。チームとしての力が付いてきたということか。

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