【卓球】パリ五輪銀の張本美和 「朝寝て、午後練習で時差ボケ解消」の体力オバケっぷり

笑顔でポーズをとる左から木下アビエル神奈川の木原美悠、張本美和、平野美宇、長崎美柚、中沢鋭監督

すでに〝エンジン全開〟だ。卓球・Ｔリーグで昨季２位の木下アビエル神奈川が２２日、都内でシーズン開幕に向けた会見を行い、パリ五輪代表の張本美和（１６＝木下グループ）は「自分のプレーをしっかり出したい」と意気込んだ。

１２日に閉幕した五輪では、団体戦で銀メダル獲得に貢献。１３日に帰国したばかりだが、すぐさま練習を再開したという。「１か月くらいフランスにいたので、時差調整が難しい部分もあったけど、朝は寝て、午後練習という感じで調整した。しっかり休めた日はないけど、Ｔリーグの開幕戦（２５日）があるので、そこをまず頑張りたい」と力強く語った。

体力オバケぶりには、関係者からも驚きの声が上がっている。ある卓球関係者は「１３日には日本協会の会見に出て、１４日はＪＯＣ（日本オリンピック委員会）の解団式やテレビの収録などがあったので帰宅は遅かった。休んだ方がいいのではと思うけど、それでも１５日には時差ボケ解消を兼ねて練習をしていたみたい」と目を丸くした。

Ｔリーグだけでなく、１０月にはカザフスタン・アスタナでアジア選手権が開催される。張本は「シングルスに出るのは初めてなので、しっかり挑戦して頑張っていきたい」。早くも始まる国内外の戦いを前に、気合は十分だ。