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【ソフトバンク】17歳の新星オスーナは「マルセルより上」 従兄弟は大谷翔平とMVP争い

東スポWEB / 2024年8月23日 10時45分

ソフトバンク・オスーナ

野球界の世界的有望株がNPBで研さんを積んでいる。2022年12月にソフトバンクと育成契約を結び入団したホセ・オスーナ外野手(17)はメジャー球団も触手をのばした金の卵だ。今季MLBナ・リーグで大谷翔平(ドジャース)と激しいMVP争いを繰り広げるオズナ(ブレーブス)はいとこにあたる。母国ドミニカでは「才能はマルセルより上」との評価を得て日本にやってきた17歳は、知性とセンスあふれる超新星だ。

現在の身長は来日時から4センチ伸びて189センチ、体重は11キロ増えて93キロと肉体的進化が著しい。プロとしての土台をつくる四軍を主戦場に「来年は支配下に上がるとか、そういう目先の目標ではなく『将来、世界一の選手になる』という目標を持って今ここにいます」と高い志を持って鍛錬を積んでいる。

守備センス抜群の強肩強打の外野手だ。昨秋に左肩を手術するなど足踏みもあったが、日本での生活にも徐々に慣れ、野心的な17歳の目が再び輝き始めた。昨オフにオズナと再会。ナ・リーグ87年ぶりの3冠王を射程に捉えるオズナから直接「NPB行きは良い選択だったと思うよ」と背中を押されつつ「日本でしっかり経験と実績を積み上げたら、メジャーにも挑戦するんだよ」と言葉をかけてもらった。

いとこである〝特権〟として技術的な助言ももらった。「彼から教わったのは、しっかりボールを見極めるために両目で捉える感覚。そのために、より投手側を向く構えを今季から取り入れた」。大谷とシ烈な本塁打王争いを繰り広げるスラッガーは同じ右打者。「よく動画は見ている。研究しているのはオズナの打撃フォームやスイングではなく、右投手の配球、左投手の配球。相手バッテリーの攻め方を注意深く見ているんだ」。グラウンド外の時間の使い方からも〝世界一への野心〟が伝わってくる。

日本に来る前から存在を認知していた鷹の主砲・柳田も打撃の手本としている。「来日前から動画をチェックしていたんだ。軸がぶれない、頭の位置が全くブレない。日本に来て一軍本拠地の練習見学で見た時も、やっぱりそこに目がいった。柳田さんを見て改めて『いい打者の特徴』だと思った。だから今、僕は常にそれを意識しながら練習から取り組んでいるんだ」。

今季は体の状態が万全ではなく、フラストレーションのたまるシーズンをここまで過ごしてきた。それでも「世界一の選手になるという目標にブレはない。いずれオズナを超えたいと思っているし、それが恩返しになればいい。今も大事だけど、ゴールを見失わずに目標を必ず達成したい」と前を向く。17歳とは思えない達観ぶりが期待値を押し上げる。

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