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【阪神】岡田監督が手に入れた〝最高の切り札〟 高橋遥人「投げ抹消」でつかむ逆転連覇への糸口

東スポWEB / 2024年8月24日 5時5分

2登板連続で「広島狩り」に成功した阪神・高橋遥人

猛虎がミラクルVを狙うための〝ジョーカー〟を手に入れた。阪神・高橋遥人投手(28)が23日の広島戦(マツダ)に先発し、6回0/3を91球、4安打1失点で今季2勝目。セ3位のチームも首位カープとの直接対決を3―1で制し、その差を4ゲームに縮めた。

前回登板の11日にも左腕は同じく広島戦(京セラ)に勝利。左肘のトミー・ジョン手術などを経て1009日ぶりに一軍へ復帰し、その後は鯉相手に2戦2勝の快投を果たしただけに、敵将・新井監督らカープの面々にも「恐怖感」を与えているのは想像に難くない。

6回まで2安打無失点。そのうち2回から5回まで無安打投球を継続するなど〝無双状態〟だった。3点リードの7回に不運な内野安打から無死満塁のピンチを招き、救援陣にマウンドを譲った。だが、復帰2戦で対広島に11回1失点の結果を残している事実を鑑みれば、岡田阪神の逆転連覇への「救世主」としてチーム内からも期待値が高まるのは必然だろう。

高橋自身も、その手応えを感じている。試合後は故障前の好調時に近づいたかとの問われ「テンポよく投げられて、ゴロ(アウト)が多くなった時は自分でもそんな感じがしました」と言い切った。

岡田監督が「(高橋は)抹消するよ。投げ抹消よ」と話したように、次回登板は未定。裏を返せば、次回も万全の状態で上位チームとの直接対決に〝投入可能〟とも解釈できる。その流れを相手側も警戒しており、この日は実際にスタンドから2位・巨人の先乗りスコアラーが高橋の投球に目を光らせていた。

この日、仮に敗れれば首位と6ゲーム差となり、デッドラインをオーバーするところだった。そんな危機的状況下で崖っぷちに立たされながらも重圧を高橋がはねのけ、チームを救った功績はとてつもなく大きい。

一方でチームは今季のマツダスタジアムでの広島戦を6勝2敗1分けとし、その敵地での対戦成績において2020年以来の勝ち越しを決めた。悲願の連覇へ向け、負けられない3連戦の初戦を切り札・高橋でゲット。阪神がジョーカー左腕を今後、どのようなタイミングでマウンドへ送り出すか。奇跡を引き起こすキーポイントとなりそうだ。

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