還暦目前の神取忍 対戦実現の可能性は…因縁ギャビ・ガルシアの復帰に「とってもうれしいよね」

「還暦祭」の開催を発表した神取忍(右)。左はNØRI

心残りはやっぱり…。１０月３０日で６０歳となる〝ミスター女子プロレス〟こと神取忍が「神取忍還暦祭」（１１月１８日、東京ドームシティホール）を開催する。

節目の大会で梅咲遥、水波綾と組み、堀田祐美子、中森華子、なつぽいと対戦が決まり「応援してくれる方々や関係者の皆さんと、健康な体のおかげでこうして迎えられることを感謝したいなと思っております」と意気込み。還暦を前に「これまで重みのある人生で、後悔のない人生を歩んでこれた。ここから、何ができるんだろうという興味、ワクワクがあります」と笑顔を見せた。

そんな濃厚な６０年で唯一の「心残り」としたのがギャビ・ガルシア（３８＝ブラジル）との「幻の一戦」だ。格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ」２０１６年の大みそか大会で試合が組まれたものの、直前に自身が負傷しドクターストップ。翌１７年大会ではガルシアが契約体重を大幅にオーバーし、中止になった。その後、ガルシアは表舞台から姿を消していたが、１７日に男性の強豪柔術家クレイグ・ジョーンズ（オーストラリア）を相手に復帰。２ラウンド裸絞めで敗れるも善戦し、話題となった。

この一報に神取は「とってもうれしいよね。頑張っているニュースだから。一時期は〝もう（復帰は）無理なんじゃないか〟っていう報道もあったし、私もスイッチがオンになるよ」と笑顔を見せる。その上で「チャンスがあったら（試合を）やってみたい。未練というか心残りではあるから。グラップリングルールでもいい」と力を込めた。

還暦を迎え、なお話題を振りまいてくれそうだ。