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【西武】投手陣は奮闘も悩ましい〝極貧打〟 あまりに高い「4連勝」の壁

東スポWEB / 2024年8月24日 6時4分

ファンに挨拶する渡辺監督代行(右)ら首脳陣

西武にとって「4連勝」は高い壁となってしまっている。23日の楽天戦(ベルーナ)でチームは1―2と惜敗し、借金は再び41に膨らんだ。

同じ本拠地で行われた前日22日のオリックス戦で今季初の同一カード3連勝に成功。わずかながら波に乗りそうな気配を漂わせたが、今季3度目の〝連勝チャレンジ〟でも「3」を「4」に伸ばす作業は困難だった。

ブルペンデーのため5投手を投入した投手陣は5月1日以来の先発となった松本航が初回に辰己の先制ソロを被弾。4回に2番手・水上が小郷の適時打で2点目を失ったものの以降は無失点継投で打線の援護を待った。

しかし、その打線は楽天4投手の前に散発4安打。得点は8回二死満塁から山村の押し出し四球による1点にとどまった。

渡辺久信監督代行(59)は打線について「序盤からいかないといけない。今日は(藤井に)簡単に打たされていた。先発ピッチャーへの入り方が良くない。コーチを含め選手も分かっているんだけど、なかなか得点がついてこない」と顔をしかめながら、3連勝を含めた直近4試合でたったの計5得点に終わっている〝極貧打〟の問題点に言及した。

対照的にその4戦で投手陣は2試合の零封リレーを含め、わずか計3失点に抑え込んでいる。渡辺代行もマウンドで〝奮投〟し続けている投手陣に対しては「ブルペンでしのいでいくゲームだったので、今日は2点で抑えてくれれば十分です」と評し、その仕事ぶりをたたえている。

12球団ワーストのチーム打率2割6厘、259得点(1試合平均2・4得点)が物語るように、ほぼ連日「1―0」、「2―1」の展開でなければ勝利を想定できないゲームプランはどう考えてもしんどい。

3連勝中は中継ぎのスペシャリスト・平良の存在がプラス材料となり、相手が自軍と同様に貧打を極めるパ5位・オリックスだったことなども追い風となった。だが、目標のある上位4チームが相手となると、そうは問屋が卸してくれない。

今季の同一カード全勝は1回。ただ2024年シーズンのライオンズには同一カード全敗が実に17回もあるという〝重い事実〟がのしかかっている。再び連敗街道に迷い込む危険性と常に背中合わせであることは、残念ながら誰が見ても疑いようがない。

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