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【広島】「ナイスピッチ」相手をホメる新井監督に王者の風格 “鯉の4本柱”に抜群の安定感

東スポWEB / 2024年8月24日 6時5分

ファンに挨拶する新井貴浩監督(左)ら広島ナイン

潔く完敗を認めた。セ首位・広島は24日に本拠地マツダスタジアムで3位・阪神に1―3で惜敗。勝てば最短24日にもマジック点灯の可能性があったが、相手先発・高橋ら4人の猛虎投手陣を打ちあぐね1点を奪うのが精いっぱいだった。

特に高橋には11日にも同じマツダスタジアムで5回無失点に封じられていた。それだけにリベンジを期したが、最速148キロの直球にスライダー、ツーシームが〝ビタビタ〟の相手の出来は想定以上だったようだ。

新井貴浩監督(47)も「ナイスピッチングですよね…。前回よりも良かった。相手をほめるしかないと思います」と思わず脱帽したほどだった。

ただ〝何もかもお手上げ〟という試合内容でもなかった。この日の先発・玉村昇悟投手(23)は、4本の長打などで3失点。前回登板までの2試合連続完投勝利のような「満点投球」とはいかず敗戦投手となったとはいえ、6回を103球でクオリティースタート(QS=先発で6回以上、自責点3以下)の内容も残し、先発として一定の役割を果たした。

先発ローテ陣のゲームメーク能力の高さは、首位を走る今季の安定した戦いの下地にもなっている。昨季5・91回だった先発陣の平均イニングは、108試合を消化した現在もリーグナンバー1。平均6回以上を保っており、昨季から水準は確実に上昇している。

しかもV争いを展開する巨人、阪神との違いは「先発陣の誰か1人が、投球回を稼いで平均値を引き上げているわけではない」という点だ。ここまで広島のチーム完投数は8。一方の阪神は10試合のうち、才木が4完投をマークしている。巨人も7試合のうち、戸郷が4完投と半数以上を占めている。これらに対して広島先発陣個々の完投数は大瀬良、森下、玉村がそれぞれ「2」ずつ成し遂げており、アドゥワと九里も「1」と偏りがない。〝鯉の4本柱〟の1人・床田も今季完投がないとはいえ、QS率はリーグ2位の95%を誇るなど先発投手陣は他の2球団よりも平均的に安定して役割を果たしている。

先発6人全員がすでにシーズン60イニング以上の投球回を難なくクリア。床田、森下、大瀬良、九里の4本柱はすでに3ケタの投球回数に到達している。リーグ唯一の防御率1点台の救援陣に加え、試合展開も計算できる屈強な先発陣がそろう投手力はこれ以上ないストロングポイント。広島の戦いが大崩れする心配は当面なさそうだ。

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