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【日本代表】パリ五輪組からの〝昇格〟あるか 前園真聖氏が分析「次のステップを考えると…」

東スポWEB / 2024年8月24日 6時5分

1次リーグは3連勝と、メダルの期待も大きかった大岩ジャパンの選手たち

森保ジャパン入りを果たすのは誰か――。パリ五輪で大岩ジャパンは準々決勝のスペイン戦で0―3と完敗。8強敗退でメダルなしに終わった。元日本代表MF前園真聖氏(50=本紙評論家)は今大会を総括した上で、A代表への昇格に期待がかかる選手を挙げた。

大岩ジャパンは1次リーグでパラグアイ、マリ、イスラエルを撃破して3連勝。見事に首位通過で決勝トーナメントに進出した。各大陸の難敵に次々と快勝し、前園氏は「1次リーグはメンバーもターンオーバーさせながら3連勝と、非常に素晴らしかったと思います」と高く評価した。

ただ、準々決勝の強豪スペイン戦は完敗。「もう少しうまく戦えなかったかなと感じます。前半は何もできなくて、少しもったいなかったです。後半は日本のリズムもありましたが、ああいうチームにリードされると試合をコントロールされますし、戦い方や試合の終わらせ方を含めて差が出たと思います」。地力の差が出た結果だった。

それでも、イレブンは立ち止まってはいられない。今後は2026年北中米W杯へ向けて、A代表入りを目指すことになる。前園氏は「次のステップを考えると、FW細谷(真大=柏)あたりはこの大会を通じて自分の力を見せてくれました。今後代表に入っていく一人になると印象付けました」と、まずエースの昇格に期待を寄せる。

そして、守護神として好セーブを連発したGK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)にも太鼓判だ。「代表には(鈴木)彩艶(パルマ)もいますが、遜色ないくらいのパフォーマンスを見せました。彼がいなかったら点を決められた場面も多かったですし、彼に救われたと思います。この2人(の招集)はあると思います」。

さらに前園氏は「左サイドバックは、9月に向けてはDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)がケガをしていますし、DF中山雄太(町田)くらいであまりいません。そうするとDF大畑(歩夢=浦和)あたりは入る可能性があるのではないでしょうか」と指摘。台所事情が苦しい左サイドバックで、大抜てきも十分にあり得る。

大岩ジャパンから何人の選手が北中米W杯の舞台に立つのか楽しみだ。

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