【甲子園】大社旋風は敗退後も止まらず 資金難で立ち上げたクラファン目標金額まであと一歩

大社高校を支援するクラウドファンディングが目標達成間近だ

第１０６回全国高校野球選手権大会は京都国際の優勝で幕を閉じたが、旋風を巻き起こしたのが大社（島根）だ。１回戦でセンバツ準優勝の報徳学園（兵庫）を破る大金星を挙げると、続く創成館（長崎）、早実（西東京）にも勝ち９３年ぶりのベスト８進出。準々決勝では神村学園（鹿児島）に敗れたが、地方の公立高校の躍進は大きな話題となった。

また大社の試合にはアルプススタンドに常に大観衆が詰めかけ、これにより思わぬ影響も。勝ち進んで甲子園への滞在が長期化したうえに多くの観客が詰めかけたことで、資金が足りなくなってしまったのだ。

そこで大社は１０００万円を目標金額としたクラウドファンディングを立ち上げた。ただクラファンが立ち上がったのは準々決勝が行われた１９日。大社はここで敗退したため、多額の寄付金を集めるのは至難の業のように思われた。

しかし敗退してからも大社を応援する動きは変わらなかった。１９日の試合後、クラファンに集まった金額は約２５０万円程度だったが、それから順調に寄付が集まり、２４日午前１１時の時点で８５４万５０００円が集まっている。目標金額まで１５０万円を切った。

敗退して５日たっても応援の熱が覚めない状況に、ＳＮＳには「大社高校のクラファン毎日覗いてるんやけど凄いスピードで増えてる」「寄付したんだけど私が寄付した時４００万弱だったのに今見たら８００万超えててビビった」「クラファン順調に溜まっているみたいで一安心。早く目標に達したらいいな」といった声が上がっている。